Record China 2015年12月30日(水) 19時20分
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今年も残りわずかとなった。韓国のこの1年の出来事を「2015年韓国10大ニュース」として振り返る。5本目は、戦後70年に際し安倍晋三首相が発表した「安倍談話」。写真は安倍晋三首相。
今年も残りわずかとなった。韓国のこの1年の出来事を「2015年韓国10大ニュース」として振り返る。5本目は、戦後70年に際し安倍晋三首相が発表した「安倍談話」。
2015年8月14日午後6時過ぎ、安倍首相が戦後70談話の発表を始めると、韓国メディアはその読み上げの最中から速報で報じ、韓国のネットユーザーはコメントで即座に反応を示した。談話をめぐっては、韓国政府が「日本政府は歴代内閣の歴史観を継承すべき」と表明したほか、柳興洙(ユ・フンス)駐日韓国大使が「侵略」「植民地支配」「反省」と盛り込むべきキーワードを具体的に示すなど、韓国側の強い主張が早くから聞こえてきていた。
しかしこの日いよいよ示された談話に「納得」を示した韓国メディアはほとんど見当たらなかった。その不満のポイントは、「おわびの語はあったが『3人称』かつ『過去形』」「韓国にほとんど触れていない」「植民地支配と侵略の主体がはっきりしない」など。これを受けた韓国世論も、期待していた「日本人・安倍首相による韓国と韓国国民への直接的なおわび」が見当たらず、受け入れ難い談話との見方が大勢を占めた。
求めたキーワードこそ盛り込まれていたものの世論やメディアが批判する安倍談話をめぐり、韓国政府の対応には苦慮の跡がみられた。朴槿恵(パク・クネ)大統領は15日、「私たちとしては物足りない部分が少なくないのが事実」としながらも、「謝罪と反省を示した歴代内閣の立場が今後も揺るぎないものであることが国際社会に示された点に注目する」として一定の評価を示し、韓国政府は公式の声明を出すことなく、批判と評価の入り混じった外交部報道官の論評を発表するにとどめた。
安倍首相は談話の中で「次世代に謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」とも述べたが、この言葉は韓国にどのように響いただろうか。(編集/吉金)
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