マレーシアで中国系青年と地元グループが乱闘、「反中」広がり500人が暴徒化=ナジブ首相「事件を色眼鏡で見るべきではない」―中国紙

Record China    2015年7月15日(水) 15時10分

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15日、マレーシア・クアラルンプールで先日、中国系住民とマレーシア人のグループが衝突。「民族問題」とのデマが広がり、ナジブ首相が「事件を色眼鏡で見るべきではない」と発言する事態にまで発展した。写真はクアラルンプール。

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2015年7月15日、マレーシア・クアラルンプールで先日、中国系住民とマレーシア人のグループが衝突し、マレーシアのネットで「民族問題」とのデマが広がった。さらに500人規模の反中暴動が発生し、マレーシアのナジブ首相が「事件を色眼鏡で見るべきではない」と発言する事態にまで発展した。環球時報が伝えた。

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今月11日、マレーシア人の青年がクアラルンプールの携帯電話販売店で窃盗を働き、発見した中国系の店員が取り押さえて警察に引き渡した。ところが同日の夜、マレーシア青年の仲間7人は店に訪れ、中国系の店員を襲い、店を荒らした。これを発見した中国系の青年グループは店員に加勢し、マレーシア青年のグループと乱闘となった。

翌12日にはマレーシアのネットで関連の書き込みが集中。「中国系住民が経営する携帯電話販売店がニセモノを販売」「中国系住民が先に手を出した」といった真偽が定かではないコメントが寄せられ、反中ムードが漂った。そして同日夜に数百人のマレーシア住民が店の近くの広場でデモを実施。警察の出動で広場から撤退したものの、暴徒化したデモ隊は当初の200人から500人の規模にまで拡大。付近を行進し、バイクのヘルメットで華字メディアの関係者などに危害を加えた。さらに自動車や公共物を破壊、暴動は10時間近く続いた。

14日には、警察が中国系青年グループの約20人を連行。関係者によると、調査に協力する目的のため、大部分の人がその後釈放された。同日夜までに警察当局は関係者25人の身柄を拘束。騒動の発端となった携帯電話を盗んだマレーシア人は窃盗の罪で起訴されたが、容疑を否認している。(翻訳・編集/内山

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