中ロの接近を懸念する日本=「中ロ離間の策も空振りに終わる」―中国メディア

Record China    2015年7月4日(土) 3時4分

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29日、ロシア大統領府のペスコフ報道官は、プーチン大統領と安倍首相が11月のG20サミットで会談する可能性があることを明かした。ロシアメディアは、ロシアと中国の接近を恐れる日本がプーチン大統領の訪日実現に向けて尽力していると伝えている。

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2015年6月29日、ロシア大統領府のペスコフ報道官は、プーチン大統領と安倍首相が11月のG20サミットで会談する可能性があることを明かした。ロシアメディアは、ロシアと中国の接近を恐れる日本がプーチン大統領の訪日実現に向けて尽力していると伝えている。環球網が伝えた。

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ロシア科学アカデミー東洋学研究所の研究員は、経済では中ロが「シルクロード経済ベルト」建設と「ユーラシア経済連盟」の連携で協力することで一致していると述べた。日本は中国がロシアの極東経済計画のエネルギー分野において独占的地位を占めることを懸念している。また、軍事面では、日本海での中ロ合同軍事演習実施に不快感を見せている。さらには、尖閣諸島などの海洋問題も抱える日本には、ロシアを中国から引き離して中国をけん制したいとの思いがある。

日本のアナリストは、日本は日米同盟強化によって中ロの連携に対抗すると同時に、対中関係を積極的に推進することによって、対ロシアの外交力を高めるべきだと指摘している。

中国社会科学院・日本研究所の呂燿東(リュー・ヤオドン)主任は、「今年は第二次世界大戦の戦勝という点で意義深い年だ。安倍首相は侵略の歴史を希薄化しようと試みているが、中ロはこれについて最も大きな発言権を持っている。安倍首相は米国議会での演説で、侵略戦争のことを『あの戦争』と呼んだことから、日本がすでに米国を説得したことがうかがえる。安倍首相はロシアを取り込んで歴史問題をさらに希薄化しようとしているが、ウクライナ問題で日本は一貫して米国によるロシア制裁に追従しているため、ロシアが譲歩する可能性は低い」と語った。呂氏は、内政で苦境に立たされている安倍首相は、ロシアへの接近によって外交的包囲を突破しようとしていると分析する。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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