「国民のMERSへの不安は過剰」発言の韓国大統領府、熱感知器設置で批判の嵐=韓国ネット「もう驚きもしない」「自分だけ生き残ろうなんて…」

Record China    2015年6月5日(金) 22時26分

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5日、MERSの感染が広がる韓国で大統領府本館にいち早く熱感知器が設置されたが、国民よりも自分たちの安全を優先する政府の姿勢が露呈したとして、批判が強まっている。写真は韓国大統領府。

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2015年6月5日、韓国・オーマイニュースによると、中東呼吸器症候群(MERS)の感染が広がる韓国で、感染を未然に防ぐためとして、大統領府本館に熱感知器が設置された。MERSへの国民の不安は過剰だとしていたのとは相反し、自分たちの安全を優先する政府の姿勢が露呈し、国民から批判の声が強まっている。

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大統領府は4日、熱感知カメラを利用し、韓国・セネガルの首脳会談関係者らの体温を検査した。耳式体温計でも重ねて体温を測定した。これまで、熱感知器の設置可能性について問われた大統領府のある関係者は、「できることなら全国に設置したいが、熱感知器1台当たり1000万ウォン(約110万円)ほどかかる」とし、金銭的な問題で難しいとの立場を示していた。

子どもたちが通う学校などよりも一足先に大統領府に熱感知器を設置したことについて、韓国の政治家の一人は「自分だけ生き残ろうと船から逃げ出したセウォル号の船長を連想する」と語った。

これについて、韓国のネットユーザーからも批判の声が数多く寄せられている。

「もう驚きもしない」

「これ以上言えることはない」

「国民のために、一日も早く辞任して」

「保健福祉相はマスク不要と言っていたけど、自分はしっかりマスクしてた」

「自分は生き残ろうと、朝鮮戦争で橋を爆破して逃げた李承晩(イ・スンマン)を思い出す」

「コメディーでもこんなおかしな話はない」

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領のときは、世界保健機関(WHO)からSARSの予防模範国と言われるほど対応が完璧だったのに、朴槿恵(パク・クネ)の対応は悲惨なレベルだ」

「国民が出した税金を使って熱感知器を設置して、自分だけ生き残ろうなんて」

「朴大統領は自分の無能さを見せるために大統領をしている。まだ3年もある任期を全うするなんて、とても許せない振る舞い。どうぞ決断を」

「大統領退陣の署名運動をしよう。それでこそ私たちが生きられる」

米国のオバマ大統領は、公務日程をすべてキャンセルして、医療団とともにエボラ出血熱に対処して、国民を安心させた。朴大統領は何もしないくせに不安は過剰だと言っておいて、熱感知器を設置?」(翻訳・編集/和氣)

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