韓国でビルの屋上を利用した養蜂が盛んに、市民からは安全性に不安の声も―韓国メディア

Record China    2015年6月5日(金) 21時10分

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1日、ソウルなど韓国の都市部でビルの屋上を利用した養蜂が盛んになっている。資料写真。

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2015年6月1日、韓国・聯合ニュースによると、ソウルなど韓国の都市部でビルの屋上を利用した養蜂が盛んになっている。2日付で環球網が伝えた。

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韓国のある会社は13年から屋上を利用した養蜂の事業化を進めており、これまでにソウルなどに養蜂場16カ所を設置してきた。同社の朴代表は「ミツバチは屋上のような暖かくて乾燥した場所を好む。都会は農薬を散布する場所が少ない半面、草花が豊富にあるため、養蜂に適している」と語る。

ビルの屋上を利用した養蜂は、蜂蜜の収穫ができるだけでなく、養蜂業者がミツバチの好む草花の植樹を進めるために緑地面積が増加するなど、都市環境の改善にも役立つ。また、ミツバチが増えることで、ミツバチを餌にする鳥類も増加し、都市生物の多様化も促進するという。

屋上を利用した養蜂が韓国内で最も盛んな大田市では、政府庁舎を含めて7カ所で養蜂が進められている。大田市農業流通課の課長は「ミツバチは草花だけでなく農作物の花粉も運ぶため、農業生産にもメリットがある。また、天然の蜂蜜が収穫できるだけでなく、将来的には就業機会の増加に貢献できる可能性もある」と述べた。

都市部での養蜂にメリットが多いにもかかわらず、拡大のペースが遅い理由について、朴氏は「ミツバチはスズメバチなどと違って危害を加えなければ積極的に攻撃してこないが、養蜂の安全性に対する市民の誤解がある」と指摘している。(翻訳・編集/秋田)

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