中国副首相級が全人代代表団を率いて来日、日中間の氷は溶けるのか―独メディア

Record China    2015年4月8日(水) 10時11分

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6日、中国の全国人民代表大会(全人代)の常務委員会副委員長の吉炳軒氏が8日〜11日の日程で来日する。2012年に尖閣問題で日中関係が悪化して以降、中国の副首相級が来日するのは初めて。資料写真。

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2015年4月6日、中国の全国人民代表大会(全人代)の常務委員会副委員長の吉炳軒(ジー・ビンシュエン)氏が8日〜11日の日程で来日する。2012年に尖閣問題で日中関係が悪化して以降、中国の副首相級が来日するのは初めて。ドイチェ・ヴェレが伝えた。

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衆議院の広報関係者によると、吉氏は全人代代表団の団長として来日するもので、今年3月に約4年ぶりに開かれた日中安保対話に続き、日中関係が回復しつつあるというシグナルを示すものだとみられている。

2012年に日本が尖閣諸島の国有化を行ってから、両国関係は悪化し、中国は日本とのハイレベル交流を凍結、中国の艦船や航空機が尖閣周辺への侵入を繰り返している。衆議院と全人代で毎年開催されていた「日中議会交流委員会」も中断されていた。

昨年11月、安倍首相と習近平(シー・ジンピン)国家主席が、APECで首脳会談を行い、冷淡ながらも握手を交わしたことが、両国関係の「氷が割れた」ことを示すものだとみられていた。

今週来日する全人代代表団は、衆議院からの招聘(しょうへい)を受けたもので、吉炳軒氏は町村信孝衆議院議長と会見する予定。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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