中国青春映画の脚本、いかに日本の青春映画から学ぶか?―中国紙

Record China    2015年1月27日(火) 22時10分

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26日、中国の娯楽産業調査会社である芸恩咨詢(Ent Group)のデータによると、2015年第2週(1月12日から18日)の中国映画市場の興行収入は合計4億4000万元(約83億7000万円)となった。

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2015年1月26日、中国の娯楽産業調査会社である芸恩咨詢(Ent Group)のデータによると、2015年第2週(1月12日から18日)の中国映画市場の興行収入は合計4億4000万元(約83億7000万円)となった。そのうち、韓国映画「怪しい彼女」の中国リメイク版「重返20歳(Miss Granny)」がハリウッド大作の「セブンス・サン」や「ナイトミュージアム/エジプト王の秘密」を抑えて、1億2000万元(約22億8000万円)でトップに立ち、累計興行収入が3億元(約57億1000万円)となった。人民日報が伝えた。

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老人が青春時代に若返るストーリーを描いた「重返20歳」は、青春映画のジャンルに含まれると言えるだろう。優れた成績を収めたといっても、「怪しい彼女」の中国映画としての評価は地に足がついていない。なぜなら同映画がヒットした要因は、恐らく韓国人が書いた脚本によるところが大きいからだ。

■「耐えられない!これは自分たちの青春ではない」

脚本家の技量不足で物語の盛り上がりを作る能力が不足している中国産青春映画に対して、ネット上では、「中国の青春映画には、いつも中絶ばかり登場する。中絶広告ではないか?」「これは、自分たちの青春ではない。われわれの青春はこんなにひどくない」と揶揄(やゆ)する声が上がっている。

■日本式の青春映画を参考に

優れた人物がいなければ、わずかな能力でも名を馳せることができる。供給側の能力不足で、需要が高くても、観客は単に悔しい思いを抱いてため息をつくか、他に目を移すしかない。そして、日本や韓国、タイの青春映画ファンとなる。欧米の青春映画は我々の文化とかけ離れすぎていて、受け入れにくいからだ。

冷静かつ公平に論じれば、日韓の青春映画は比較的早い時期から発展し、すでに成熟したモデルを形成している。脚本も独創的かつ芸術的で、面白さに溢れている。なぜ中国の脚本家は良い脚本を生み出せないのだろうか?

実際、日韓青春映画の脚本は非常に幅広い分野から選び出されたもので、両国で発展してきた漫画産業も、これら青春映画を生み出す豊かな土壌となっている。例えば、日本では毎年、大量の漫画が映画・ドラマ化され、評判とともに興行収入でも大成功を収めている。「逆境ナイン」や「カイジ 人生逆転ゲーム」がまさにそうだ。

その理由は、原作となる漫画自体がもともと数多くの中から選ばれたものだからだ。ベストセラー漫画の中からさらに選び出された優れた漫画をもとにした映画は当然成功しやすい。実際、創作前からどのように映像化するかを考えている漫画家も少なくなく、具体的に画面のイメージを漫画制作の中に活かしている。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)

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