画家の王克挙は、創作の源泉を自然の中に求めてきた。
画家の王克挙(ワン・カージュー)は、創作の源泉を自然の中に求めてきた。山や川、そしてその間に息づく無数の生命と向き合うことは、彼にとって単なる風景観察ではない。都市とは異なる情趣を珍しさとして描くのではなく、自然の表層の奥に潜む、人類にとって最も素朴で本質的な生命力こそが、彼を強く引きつけているという。
【その他の写真】
その生命力が具体的に何であるのかを、彼は言葉で明確に定義することはできないと語る。しかし、それは呼吸に寄り添うように、確かな感覚として常に彼の内側に存在している。彼は芸術という手段を通じて、その捉えがたい存在を凝縮し、時間の流れの中で失われることのない形としてとどめたいと考えている。生き生きとした瞬間的なものを、普遍的で「永遠なるもの」へと昇華させることが、彼の願いだ。
こうした思いから、彼は長年にわたり「永遠」を体現し得る造形要素の探求を続けてきた。作品においては、写実的な細部描写をあえて避け、色彩からは時間性を感じさせる要素を排除する。また、構図においても規範性を欠いた散漫さを退け、強い秩序と集中を重視する。
それは、自然景観に内在する過度に感性的で偶然的な要素から距離を置くための試みでもある。造形、色彩、構図のすべてを通じて、現実の再現を超えた「理念」としての様式へと高めること――そこにこそ、彼が目指す芸術の姿がある。自然と向き合いながら、時間を超えて響き続ける生命の本質を描き出すこと。それが、彼の創作を貫く揺るぎないテーマだ。(編集/RR)
●王克挙(ワン・カージュー)
1956年、山東省青島に生まれる。1983年、山東芸術学院を卒業。中央美術学院油画進修クラスおよび油画高級研修クラスを修了。現在、中国人民大学芸術学院絵画学科教授、修士課程指導教員。中国美術家協会会員。これまでに、全国第2回青年美術展3等賞、第9回全国美術展優秀賞、全国青年書画優秀賞を受賞。






















郭列平
2026/1/1
万里沙 -Marisa Nomura-
2025/12/13
舒同
2025/12/2
孫志勇
2025/10/10
パーアルハーティー
2025/4/6
パーアルハーティー
2025/2/26
この記事のコメントを見る