習主席とプーチン大統領の親密な関係、新たな中ロ同盟はオバマ大統領に打撃を与えるか?―米メディア

配信日時:2015年5月8日(金) 21時2分
習主席とプーチン大統領の親密な関係、新たな中ロ同盟はオバマ大統領に打撃を与えるか?―米メディア
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7日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版は、中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領の親密な関係はオバマ米大統領に打撃を与えるのかと題する記事を掲載した。写真は中ロの国旗。
2015年5月7日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版は、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席とロシアのプーチン大統領の「ブロマンス」(男性同士の親密な関係)はオバマ米大統領に打撃を与えるのかと題する記事を掲載した。

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ロシアが9日に開催する戦勝70周年記念の軍事パレードに欧米主要国の首脳が参加を見送る中、習主席の出席は関心を集め、中ロの関係は今後さらに深まるとみられている。ロシア側は習主席を「ロシアにとって最も重要な客人」としており、米メディアからは中ロ首脳の緊密な関係はオバマ大統領の外交や戦略に対する打撃との指摘も出ている。

これに対し、プリンストン大学のギルバート・ロスマン氏は「習主席の出席によって中ロの緊密な関係は長年にわたって続く」との見方を示す。さらに英BBCは「現在の中ロは過去半世紀のどの時期よりも緊密だ」とする文章を先月掲載した。両首脳は昨年、5回顔を合わせており、今年はこれを上回る見通しだ。先月訪中したロシアの高官は「両国の関係は隣国という立場にとどまらない。期待通り、緊密な関係になった」とコメントしている。

昨年3月にロシアがクリミアを編入して以来、米ロは全面的ににらみ合う体制に入った。これについてロスマン氏は「ロシアが中国に近づいた理由は米国の制裁だけが原因ではない」と指摘し、「ウクライナ問題は中ロ関係の発展を加速させたが、中ロが将来的な国際秩序に対して似通った展望を抱いている点により深い原因がある」と説明。「中ロは米国の影響力が弱まる中で勢力を強めることを考えている」としている。

ロシアは先月、中国との軍民両用ヘリコプターの共同開発や月面基地の建設に向けた協力体制などに言及しており、中国も今月中旬に地中海でロシアと合同軍事演習を行うと発表している。軍事演習は第3国を想定したものではないとしているが、「日米同盟を念頭に置いている」との見方も出ている。

中ロの動きに対し、米紙ワシントン・タイムズは「中ロの新たな同盟関係はオバマ大統領の外交と戦略にとって最新の打撃だ」とする文章を掲載しており、戦略国際問題研究所(CSIS)の関係者は「現在、中ロ関係のてんびんは中国側に傾いている。中国に歩み寄るロシアは中国に対して強い発言力を持てないだろう」と指摘する。さらに、ロシアの戦略分析家は「中国の経済力からすれば、ロシアは中国にとって単なる1パートナーにすぎないのだろう」との考えを示している。(翻訳・編集/野谷
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