東京五輪金メダルの中国選手、ドーピングで資格停止=中国ネット「また西側の陰謀」「汚すぎる」

Record China    2022年12月23日(金) 15時0分

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2021年の東京五輪男子重量挙げ81キロ級で金メダルを獲得するなど活躍した中国の呂小軍にドーピング違反があったとして、暫定的な資格停止処分が科された。

2021年の東京五輪男子重量挙げ81キロ級で金メダルを獲得するなど活躍した中国の呂小軍(リュー・シアオジュン)にドーピング違反があったとして、暫定的な資格停止処分が科された。

中国のスポーツメディア・網易体育によると、処分はドーピングの国際検査機関(ITA)が22日に発表したもの。10月30日の試合外のドーピング検査で採取された呂の検体からエリスロポエチンが検出された。

エリスロポエチンは貧血の治療などに用いられ、赤血球の生成を刺激し、酸素を運ぶ能力を高めることで持久力とパフォーマンスを高めるとされる。世界アンチドーピング機構(WADA)の禁止物質リストに含まれており、試合期間中と試合外の両方で使用が禁止されている。

中国のネットユーザーからは「何何?どういうこと?」「信じられない」「彼にドーピングなんて必要ない。何かの間違いじゃないか」「きっとうっかり摂取してしまったのだろう」など困惑する声が上がる一方で、「また西側の陰謀でしょ!」「(競技で)勝てないと分かると陥れる。西側の一貫したやり方だ」との声も。

また、「アメリカ人選手はみんな薬を飲んでいるが検査機関は指摘する勇気がないだけ」「選手はみんな何かしらの薬は飲んでいる。たまたま引っかかっただけで大きな問題じゃない」といった声がある一方、「中国の重量挙げチームのドーピング問題は何度目だよ。汚すぎる」「擁護する必要はないだろう。間違いがあったのなら認めて改めればいい」と指摘する声も出ている。

なお、呂は声明で「非常にショックを受けた。私は各種規定を厳格に守ってきた。スポーツの価値はフェアプレーにあると思っているし、ドーピングをはじめとする不正行為には断固反対している」とし、「私はこれまでほぼすべての栄誉を勝ち取っており、愛する重量挙げ人生の晩年に禁止薬物を使用する理由はない。問題の原因を突きとめ、身の潔白を明らかにしたい」としている。

呂は1984年7月27日生まれの38歳。重量挙げで圧倒的な強さを誇り、ロンドン五輪、リオデジャネイロ五輪、東京五輪と3大会連続で金メダルを獲得している。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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