<写真特集>赤いドレスの中国古典美人、彼女の胸にある思いは…

林達牧村   2017年3月4日(土) 16時30分

中国内モンゴル出身の写真家、林達牧村が、明代の劇作家、湯顕祖の代表作「牡丹亭」をテーマに作品を撮った。

中国内モンゴル出身の写真家、林達牧村(リンダームーツン)が、明代(1368〜1644年)の劇作家、湯顕祖の代表作「牡丹亭」をテーマに作品を撮った。

「牡丹亭」は、中国演劇史におけるロマンチシズムの傑作と評されている。内容は柳夢梅、杜麗娘という男女の不思議な恋物語だ。この作品には個人の幸福を追い求め、個性の解放を呼び掛けるロマン主義の理想があふれているのだという。

林達牧村は今回、「牡丹亭」が持つ思想と中国の伝統的な要素を組み合わせることによってノスタルジックな雰囲気の作品を作り上げた。背景に古木や落ち葉を配したのは「過ぎ去る時間への感慨、生命が持つ美しさへの愛」を表現するためだ。刺しゅうの入った赤いドレス姿で主役を務めているのは江蘇省揚州市の女性会社員。自身が40歳を迎えることを記念するために撮影を希望したという。林達牧村は「過ぎた青春と美しい未来に対する憧れという彼女の内心を表したかった」と話し、狙い通りの作品に仕上がったと振り返っている。(編集/野谷

●林達牧村(リンダームーツン)

中国内モンゴル自治区出身の「80後(1980年代生まれ)」。瀋陽市芸術学校、北京電影学院を卒業し、南京電視台、ウエディングフォト会社の芸術総監などを務めた。旅と文学、旅行を愛するカメラマン。

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