中国で毛沢東人気が再燃=格差社会への不満背景に―英紙

配信日時:2009年5月14日(木) 11時57分
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2009年5月10日、英紙・デイリーテレグラフは記事「新世代を引きつける『東方紅』の魅力」を掲載した。今、中国では毛沢東時代を懐かしむ人が増えているという。写真は毛沢東語録と毛沢東選集。
2009年5月10日、英紙・デイリーテレグラフは記事「新世代を引きつける『東方紅』の魅力」を掲載した。

「東方紅」は共産主義中国の代表的な歌。その歌詞は「東方が赤く染まり、太陽が昇る。中国に毛沢東が現れた。人民を幸福にするために働く彼こそは人民の救いの星だ」という内容で、文革期にはいたるところで流されていた。1970年に打ち上げられた中国初の人工衛星は地上に同曲を送信したことでも知られる。

この曲が今、再び人気を集めているという。建国60周年にあたる今年、毛沢東時代を懐かしむ人が増えている。文化大革命という失敗を犯したとはいえ、「中国を帝国主義の枷(かせ)から解き放った偉大なるリーダー」として大きな影響力を持っている。

また毛沢東人気復活の背景には、現在の格差社会への不満があるとも指摘される。北京市のあるネットユーザーは「私は愛国者だが、家すら買うことができない」と嘆いていたが、こうした現状への不満が毛沢東時代への郷愁を呼び起こしているという。(翻訳・編集/KT)
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