シートベルトの模様入りTシャツが人気に、警察が警笛―中国

配信日時:2012年8月19日 21時53分
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17日、シートベルト柄のTシャツが中国で人気となっており、警察が警笛を鳴らしている。
2012年8月17日、人民網日本語版によると、シートベルト柄のTシャツが中国で人気となっており、警察が警笛を鳴らしている。中国新聞社が伝えた。

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中国版ツイッター「微博」で最近、衣服の販売業者が白の半そでTシャツを宣伝しているのを見かけた。一見それほど魅力のある宣伝ではないのだが、「運転の必須アイテム」とのうたい文句が添えられていたため、クリックしてその運転に必要なTシャツとは一体何なのか見てみた。すると、画面に現れたのはなんと左肩から右下に向かって、シートベルトの模様が入っている白のTシャツだったのだ。

車のシートベルトは効果的な安全防御装置の一つで、「命のベルト」とさえ呼ばれており、交通事故が発生したときに負傷しないように守ってくれたり、負傷の程度を最低限に抑えてくれたりする。特に高速で走っている車が何かにぶつかったり、急ブレーキをかけたりした際には、ドライバーの体重の20倍以上の負荷がかかる可能性さえあり(走行速度や衝撃の程度により異なる)、ドライバーだけでなく、同乗者がハンドルやフロントガラス、シート、ドアなどに衝突し、負傷したり、ひいてはドライバーが運転席を外れてしまったり、車外に飛ばされたりしてしまう恐れさえある。

しかしシートベルトを締めないことの危険性は誰でも知っているのに、ほとんどの人が車を購入する際に気にするのは車両自体の安全性能だけで、ドライバーや同乗者の命を守ってくれるシートベルトに関しては全く気にかけていない。ある関連のデータによると、中国のドライバーの90%がシートベルトを締める必要性を自覚しておらず、締める習慣もない。シートベルトが機能を果たさないことは、スピード超過と飲酒運転に次ぐ、交通死亡事故発生原因の3位になっている。

中国公安部は1993年7月1日より、自家用車やオフロード車、マイクロバス、軽自動車などすべての車両のドライバーと前部座席に乗っている人は必ずシートベルトを締めなければならないと規定している。しかし、中国の交通死亡事故の発生率は上昇を続けており、その恐るべきデータに、政府の関連部門や委員会も安全をもっと重視する必要性をさらに認識するようになっている。特に最近2年間に、「道路交通安全業務を強化することに関する意見」や「道路旅客運輸企業安全管理規範」、「スクールバス安全管理条例」など交通安全に焦点を合わせた条例が立て続けに出されている。ただ、上記の3つの条例はいずれも今年になって初めて、人々が周知するようになったことは注目に値する。

悲しいかな、筆者がミニブログ上でシートベルトの模様入りTシャツ関連の情報を検索してみると、驚くほどの人気商品となっていた。ネットユーザーからは、「これは使える!」「こんなTシャツならあってもいいね」「もっと早く教えてよ」などの声が寄せられている。

このTシャツに関して、山東省済南市の公安は、「シートベルトを締めていない状態で交通事故が発生すると、死亡率が5倍になる。命は1つ。自分の命をおもしろおかしく扱うようなまねは決してしてはならない」とのコメントを発表。海南省海口市の交通警察も、「交通事故が発生した際、シートベルトを締めているドライバーの生存率は締めていない場合の2倍。負傷する確率も半分に低下する」とするなど、中国各地の公安が公式ミニブログ上で注意を呼び掛けている。(編集/TF)

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