日本のアダルトビデオは中国でどのように浸透していったのか?―米華字紙

配信日時:2011年2月17日 15時46分
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15日、日本製アダルトビデオは中国で禁止されているはずだが、中国男性はなぜ日本のAV女優にこれほど詳しいのか?写真は10年6月、上海で開催されたオンラインゲーム「クロスブレイブ(中国名:勇士OL)」の発表会に登場した蒼井そら。
2011年2月15日、中国男性の日本製アダルトビデオ(AV)好きはもはや周知の事実になりつつあるが、建前上禁じられているはずの日本製AVは中国でどのように浸透していったのだろうか?米華字ニュースサイト・多維新聞が伝えた。

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今や国内総生産(GDP)の1%を占め、国防費にも匹敵する巨大産業となった日本のAV業界。トヨタがリコール問題を起こし、家電では韓国メーカーにシェアを奪われ、すっかり影の薄くなった「メイド・イン・ジャパン」だが、まるで苦境を救うかのように日本製アダルトビデオが凄まじい勢いで欧米やイスラム圏にまで進出している。

中国での人気の高さは言うまでもない。インターネットが普及するまでは密輸品をコピーした海賊版が大量に出回り、金沢文子や小沢まどかなどのAV女優たちが中国男性を虜にしていた。だが、当局の取り締まりも厳しく、怪しげな業者も多かった。期待に胸躍らせながら再生したものの、アダルトとは全く関係ない内容だったという話もよく聞かれた。

それがブロードバンドの発達により状況が一変。日本製AVが手軽に“無料”ダウンロード出来るようになり、視聴者はそれまでの10倍から100倍にまで一気に広がった。武藤蘭(朝河蘭)、松島かえで、吉沢明歩、星崎未来、小澤マリア、みひろ―。中国男性たちの下半身を熱くさせる日本のAV女優たちは彼らにとって「女神」のような存在となっていった。

2006年に「蘭蘭」(中国での愛称)こと武藤蘭の死亡記事が流れたことで、中国男性の間で「AVを見ること」はやましいことではなくなった。「蘭蘭」の追悼運動を通じ、AVファンの間にある種の連帯感が生まれる。そして、AVを見ることは正常な行為であり、むしろ時代の最先端を行く行為であると認識され始めるのである。

武藤蘭の死亡記事は誤報だったが、2008年末に飯島愛が亡くなった時にはAVファンの間にかなりの衝撃が走った。有名歌手の歌詞に登場するほど飯島愛の存在は浸透しており、特に70年代生まれの中国男性にとっては青春のシンボルそのものだったのだ。

そして、2010年4月、ついに真の「女神」が降臨した。蒼井そらだ。ツイッターに登録したところ、閲覧不能のはずの中国からわずか3日で10万人を超すフォロワーが殺到したのだ。蒼井が翻訳ソフトを使って返事をし出すと、中国オタクたちは大興奮。その晩は多くの中国男性が蒼井との夢のひと時を堪能した。

その後、この騒ぎに焦った中国版ツイッター「新浪微博」を運営する大手ポータルサイト「新浪」が蒼井獲得に乗り出す。そして、蒼井が彼女の誕生日である11月11日(中国では「独り者の日」)に見事登録を果たすと、瞬く間にアクセスが殺到した。

記事は、日本はこれからもアジア最大のAV輸出国であり続けると指摘する。蒼井そらの人気が物語るように中国政府がどれほど厳しく取り締まろうとも、もはや中国男性から日本製AVを取り上げるのは不可能ではないだろうか。(翻訳・編集/NN)

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