レコチャのランチグルメ<中華特集5の4>―モダン・シノワズリの空間で正統派の高級広東を堪能―富麗華

配信日時:2008年2月19日 10時1分
  • 画像ID 105865
写真を大きなサイズで!
レコードチャイナでは、「ミシュラン東京版」の発刊に便乗して東京の中華レストランのランチを特集。お高くみえる星付きレストランも、ランチならまあ許容範囲のお値段に。第4弾は、正統派の高級中華をスタイリッシュに愉しめる「富麗華」。
レコードチャイナでは、ミシュラン東京版の発刊に便乗して、星を獲得した東京のチャイニーズレストランのランチを特集。レポーターはそれぞれに中華な、あるいはグルメな経歴を持つ5人。お高くみえる星付きレストランも、ランチならまあ許容範囲のお値段に近づく。果たして各店の実態は…。第4弾は、正統派の高級中華をスタイリッシュに愉しめる「富麗華」。

そのほかの写真

老舗の高級中華、というと重厚でデコラティブな雰囲気を想像してしまうが、ここ「富麗華」は少し趣が異なる。操業30年の「中国飯店」の系列店である同店は、少し照明を落としたベージュ調のシックな空間に、モダンテイストの感じられる木製の中国家具が適度に配され、デートやビジネスシーンにもふさわしいしつらえとなっている。ダイニングに一歩、足を踏み入れると胡弓の生演奏に迎え入れられた。そこここのテーブルからにぎやかな談笑が聞かれ、その普段からの人気振りがうかがえる。

おおよそ70名ほどが入れそうなダイニングには、アンティーク風のシノワズリ家具や陶磁器などが飾られ、そこに季節の生け花が組み合わされている。テーブルに着くと、美しい黒檀の箸とオリジナルデザインの食器、淡いピンクの麻ナプキンがエレガントに出迎えてくれる。そして、きびきびと働く制服姿のスタッフたちは、適切なタイミングで各テーブルをサーブしている。シェフ姿のスタッフも足しげく現れ、落ち着いた中に活気が感じられる。彼らの気さくでまごころのこもった笑顔がとても心地よく、思わず食事への期待が高まる。

さて、肝心の食事だが、本日は以下のようなコースをチョイスした。

【ランチコース6300円】
・前菜3種…豚肉のロースト、香港式チャーシュー、きゅうりのXO醤あえ
・帆立の貝柱と彩り野菜の炒め
・上海蟹肉と板春雨、マッシュルームのスープ
・名物 北京ダック
・中国野菜の炒め…豆苗とマコモ筍の炒め
・香港風蒸し点心2品…エビ餃子、ニラ餃子
・塩漬け魚とレタスのチャーハン
・タピオカのココナッツミルク

全体的に非常に正統な高級広東料理といった趣き。メニューを見渡せば、上海料理のメニューもチラホラ。ホタテやエビ、塩漬け魚など、広東得意の海鮮素材をちりばめ、控えめで上品な味わいにしたてている。

特筆すべきなのは「名物」と銘打っている北京ダックと、前菜に供されたローストやチャーシューなどの“焼き物”。いずれも、余分な脂を落として焼き上げた皮の食感が秀逸。歯を立てると「ザクッ」と音をたてて砕ける。また、中国の代表的な冬野菜である「豆苗(エンドウの芽)」の塩炒めも、日本ではめったに味わえない料理。野の香りが鼻腔にフワッと広がる。さらに、黒酢をアクセントに加えた上海蟹肉のスープも滋味豊か。マッシュルームや板春雨のさまざまな食感に惹かれ、食べれば食べるほどうま味が出てくる。

一皿ごとにサーブするタイミングも絶妙で、食後の腹具合も少なすぎず、満腹すぎずでちょうどよい。

■総評
西洋の技法や日本的アレンジを加えた中華レストランが増えている今、「富麗華」では非常にスタンダードに、“古きよき”伝統的な高級中華を味わえる。これが、かえって新鮮。正統な広東料理をていねいに、上品に仕立て上げていて、一口一口、大切に食べたい気持ちにしてくれる。強いて言えば、今までに味わったことのないような新鮮味や驚きには欠けるかもしれない。また、モダン・シノワズリな店内空間や、気さくなスタッフとの絶妙な距離感もとてもここちよい店。「富麗華」で食事をすると、明日、すぐに香港へ飛びたくなるかも!【愛玉】

■レポーター・プロフィール:愛玉
自称「日本一、四川料理にうるさい」日本女子。中国へは重慶に1年半、上海に2年半在住。四川の山奥の家庭料理から上海のスノッブなレストランまで、大陸中を食べ歩いているつもりだが、まだまだ食べ足りない気分。

【お店メモ】
中国飯店 富麗華
〒106-0044 東京都港区東麻布3-7-5
03-5561-7788
■アクセス
都営大江戸線・営団南北線 麻布十番駅 3番出口 徒歩3分
■営業時間
ランチ:11:30〜14:30 (LO 14:00)
ディナー:17:30〜22:00 (LO 22:00)
■定休日
なし
■予算(コース)
ランチコース 1700円〜1万2800円まで9段階 スープ麺や焼きそば、チャーハンやおこげなどの単品メニューは約1200円〜
ディナーコース 1万3650円〜3万3600円 アラカルトもあり
■料理ジャンル
広東、上海
■混雑状況:2007年1月下旬、来店3日前に電話を入れると、予約はあっさり取ることができた。とはいえ、週末のランチはかなり盛況のようなので、ねらい目は平日の昼間だ。

関連記事:

おすすめ記事
  • 最新
  • 時事
  • 国際
  • 社会
  • スポーツ
  • エンタメ
  • 地域
  • 経済
  • 文化
  • 広場
  • 話題
最新ニュースはこちら

地域トピックス

[PR]注目キーワード

SNS話題記事

地域アクセスランキング

最新ニュース