2度の事故で経営危機のマレーシア航空=内戦激化のシリア通る航路に不可解な変更―中国メディア

Record China    2014年7月23日(水) 8時39分

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22日、半年のうちに2度の深刻な航空事故が発生したマレーシア航空は、マレーシア政府による完全国有化、または会社更生手続に入る可能性が指摘されている。また、同社は内戦状態のシリア上空を通る航路を利用し始めた。資料写真。

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2014年7月22日、半年のうちに2度の深刻な航空事故が発生したマレーシア航空は、マレーシア政府による完全国有化、または会社更生手続に入る可能性が指摘されている。環球網が伝えた。

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マレーシア航空は21日、撃墜されたMH17の乗客の家庭に初歩的な賠償として5000ドルを提供することを発表した。この支援金は最終的な賠償金から差し引かれたり、他の賠償を請求する権利に影響することはないとしている。また、遺族への支援として、ホテルや飲食、交通、看護スタッフによるメンタルケアなどを提供している。

マレーシア航空はMH17の事故後、ウクライナを通る航路の利用を停止しており、20日のクアラルンプール発ロンドン行きのMH4便はシリア上空を通る航路に変更されていることが分かった。同便は今月18日、19日はトルコを通る航路を飛んでいた。シリア上空の航路に変更された理由は明らかになっていない。

同便は激しい内戦の行われているシリアのホムス上空を飛行しているが、米国の連邦航空局は米国の航空機がシリア上空を飛行しないよう強く勧めている。

ウクライナはアジアとヨーロッパをつなぐ重要な航路で、MH17の撃墜前には数百の定期便が飛行していた。一方、旅客機がシリアやアフガニスタン上空を飛行することはきわめてまれだと指摘されている。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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