韓国で中高年女性の就業が急増、その背景に脆弱な社会保障制度―韓国紙

Record China    2014年7月16日(水) 19時57分

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14日、韓国で2013年に増加した非正規労働者の6割が55歳以上の女性だった。その背景には脆弱(ぜいじゃく)な社会保障制度がある。資料写真。

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2014年7月14日、韓国紙・亜州経済によると、韓国統計庁は同日、「経済活動人口調査」を発表した。それによると、韓国で2013年に増加した非正規労働者の6割が55歳以上の女性だった。中国新聞社が伝えた。

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55歳以上の女性の非正規労働者全体に占める割合は、07年は8.1%に過ぎなかったが、10年に10%を超えて10.9%となり、12年12.2%、13年13.7%、14年15.2%と年を追うごとに上昇している。世界的な金融危機の発生後、韓国では50歳以上の女性の就業が増加し続けているが、その就業環境は決して良好ではない。

50歳以上の女性の就業が増加している背景について、専門家は次のように理由を挙げている。他の先進国と比較した場合、韓国の社会保障制度は脆弱(ぜいじゃく)であり、年金などだけでは生活が成り立たないこと。子どもが独立した後の夫婦二人だけの生活、あるいは独居生活に適応できず、改めて働きに出るケース。離婚など家族構成の変化によるものなど。

現在、韓国の労働市場は二極化しており、非正規職員が就業できる仕事は大部分が飲食業や清掃業務などの単純労働か、療養保護士などの社会福祉分野の仕事に限られている。

韓国労働研究院の担当者は「50歳以上の女性労働者の中で、新たに就業した人の給料は大部分がその就職先の下層の中でも比較的低いレベルになっている」と厳しい実態を語っている。(翻訳・編集/HA)

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