韓国、自衛隊創設60周年記念行事に強い反感=「日本の目的は北東アジアの覇権」―韓国メディア

Record China    2014年7月11日(金) 16時22分

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11日、環球網によると、日本が韓国で大々的な自衛隊の記念行事を行おうとしていることに、韓国は強い不満を示している。写真は10年10月、自衛隊朝霞訓練場で開催された観閲式。

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2014年7月11日、環球網によると、日本が韓国で大々的な自衛隊の記念行事を行おうとしていることに、韓国は強い不満を示している。

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韓国・東亜日報は10日、在韓日本大使館が11日にソウルのロッテホテルで自衛隊創設60周年の記念行事を行う予定で、韓国の政界や経済界、駐韓大使ら少なくとも500人に招待状を送ったと伝えた。

これについて、韓国の「挺身隊問題対策協議会」の尹美梁代表は、「日本は韓国国民が反感を覚えると知りながら、このような活動を続けている。これは、歴史や集団的自衛権の問題で日本の認識にまったく変化が表れていないことを証明している」と非難。

慰安婦被害者11人が暮らす京畿道の「ナヌムの家」の代表、安申権氏も「戦争被害者である慰安婦のおばあさんたちに対しては声もかけないのに、自衛隊の記念行事を大々的に行うとは話にならない」と憤りをあらわにする。

報道によると、今回の記念行事は日韓関係に配慮して秘密裏に計画されてきた。会場となる予定だったロッテホテルも、記念行事の開催を対外的に否定し続けてきていたが、情報が漏れたためか10日夜になって「安全を確保できない」との理由で、会場の提供の拒否を決めた。

韓国メディアによると、外交通商部や国防部関係者の多くは記念行事には出席しないとの意向を示し、与党セヌリ党の金泰桓議員も「連盟に所属する議員は1人も出席しない」と話している。

東亜日報は、「自衛隊記念行事がこれほどまでの排斥に遭っている理由は明らかで、日本が高らかに集団的自衛権の解禁を宣言しただけでなく、引き続き歴史を歪曲しているからである。このような状況で韓国の警戒や憤慨を引き起こさないはずがあろうか」と批判している。また、韓国紙・アジア経済は「日本の軍拡の目的は北東アジアの覇権を握ること」と指摘している。(翻訳・編集/北田

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