習近平訪韓で動揺する北東アジア=狙いは米韓同盟への揺さぶりか―米メディア

Record China    2014年7月4日(金) 8時37分

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3日、習近平国家主席が夫人とともに韓国への公式訪問を開始した。韓国の米国との同盟関係を弱め、中国主導の安全保障を強化する決心を示すものだと分析されている。写真は習近平主席訪問を歓迎するソウル市内。

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2014年7月3日、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が彭麗媛(ポン・リーユエン)夫人を伴ってソウルに到着、韓国への公式訪問を開始した。ボイス・オブ・アメリカ中国語版が伝えた。

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ニューヨーク・タイムズは、習主席による訪韓は、韓国と米国との同盟関係を弱め、習氏の打ち出す中国主導の安全保障を強化する決心を示すものだと分析した。

習主席の訪韓は、日本が集団的自衛権を容認し、北東アジアでさらに大きな役割を果たすと表明した日に重なり、中国はこの行動に強い不満を示している。かつて日本に占領され、韓国人女性が慰安婦として動員されたという歴史から、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は日本に対して強硬な姿勢をとっているが、朴大統領はやすやすと中国の計略には落ちないだろう。

朴大統領は自国の安全保障は韓国に駐留する3万の米軍が担っていることを知っているからだ。朴大統領は、習主席に中国の経済的影響力によって北朝鮮に核実験をやめさせるよう要請していたが、北朝鮮国内の動揺が自国に波及することを恐れる中国はこの要請を受け入れておらず、このような立場が韓国と米国の懸念を呼んでいる。

中韓が手を結んだというニュースが新聞の一面を飾ると同時に、日本と北朝鮮の間にも大きな動きが見られている。日朝外交の進展は、中韓の連携とともに北東アジア情勢の大きな変化として認識されている。だが、ニューヨーク・タイムズは米高官の言葉を引用し「日韓には多くの問題が存在するが、ホワイトハウスは両国の関係には堅固な立脚点が存在することを確信している」と伝えた。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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