残虐な日本と美しい日本、中国人の心にある「2つの日本」―華字紙

Record China    2014年6月20日(金) 8時0分

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3日、華字紙・日本新華僑報は中国南シナ海問題研究協同イノベーションセンターの趙新利兼任研究員によるコラム「中国の日本情報における『2つの世論空間』」を掲載した。写真は中国で翻訳出版された日本のマンガ。

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2014年6月3日、華字紙・日本新華僑報は中国南シナ海問題研究協同イノベーションセンターの趙新利(ジャオ・シンリー)兼任研究員によるコラム「中国の日本情報における『2つの世論空間』」を掲載した。

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中国の日本情報には相反する2つの世論空間が存在する。一つは日本を徹底的に批判する、日本のマイナスイメージを伝える空間だ。領土紛争、靖国神社南京事件慰安婦、教科書問題などが話題となる。もう一つはプラスのイメージを伝える空間で、日本官僚の清廉さ、日本人の民度の高さ、優れた衛生環境、安心な食品などが話題となる。

官制メディアに掲載されるのは日本のマイナスイメージだが、SNSを除くと中国民衆の日本イメージはプラスとマイナスに二分されていることがわかる。尖閣問題では日本を激しく批判しているが、同時に日本のアニメマンガに対する称賛も存在している。

この2つの世論空間は中国人の心にある「2つの日本」をそのまま映し出したものだ。中国を侵略した残虐な日本。素晴らしい環境を持ち経済成長を成し遂げた美しい日本。ただ、いずれにせよ、客観的な視点が必要だろう。日中関係が悪化しようとも成熟した大国の国民たるもの、理性を持ち事実に基づいて相手を見なければならない。(翻訳・編集/KT)

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