南シナ海を埋め立て?中国船の出現に「挑発にはのらない」と冷静対応のフィリピン―比紙

Record China    2014年6月10日(火) 8時18分

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8日、フィリピン大統領府報道官はテレビ番組に出演し、「政府は南シナ海での中国の活動に対し必要な行動をとる。ただし中国側の挑発的行為に乗って地域の緊張を高めるような行動をすることはない」と述べた。写真は南沙諸島に駐留する中国軍。

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2014年6月8日、フィリピン・スター紙によると、フィリピン大統領府報道官はテレビ番組に出演し、「政府は南シナ海での中国の活動に対し必要な行動をとる。ただし中国側の挑発的行為にのって地域の緊張を高めるような行動をすることはない」と述べた。環球時報(電子版)が伝えた。

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南沙諸島の南薫礁、華陽礁では埋め立てのための設備を備えた中国船が出現しており、中国側が周辺で埋め立て作業を行うものとみられている。現在南シナ海では石油掘削施設をめぐり中国がベトナムと衝突を繰り返している。これに関連してフィリピンが軍事的手段をとるかという質問に対し、フィリピンの報道官は「中国側の挑発にはのらない。外交ルートや合法的手段を使って問題を処理していく」と述べた。

報道官は中国側が南薫礁、華陽礁で埋め立てを行っているかどうかは未確認としたうえで、「外務省の評価を受けて次の行動を決める」と慎重に対応。さらに、南シナ海での中国側の活動が環境に与える影響についても言及し、「環境問題も考慮しなくてはならない」と語った。(翻訳・編集/YM)

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