天安門事件から25年、中国の若者は事件をどう認識しているのか―米メディア

Record China    2014年6月4日(水) 4時57分

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4日、1989年に北京で起きた天安門事件から25年経ったが、若い世代は事件をどの程度知っているのだろうか。写真は天安門広場。

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2014年6月4日、中国・北京の天安門広場で1989年6月4日に起きた「天安門事件」から25年経った。現在も中国では表だって話題にできない状態が続いているが、現代の若者は事件のことをどの程度知っていて、どのように認識しているのだろうか。ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語サイトが伝えた。

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天安門事件で学生リーダーだった民主化運動家の王丹(ワン・ダン)氏は事件を若者に伝えることの重要性を指摘している。王氏の周囲で活動する人の中には若い世代も少なくない。中国では事件に関する言論や情報は厳しく規制されているが、そうした規制をかいくぐらなければ人々が当時の正確な情報を得ることは難しい。

1990年生まれのある若者は「中国では一部の情報しか知り得なかったが、海外に出てからはより多くの事情を知ることができた」と話す。旅行で米国を訪れた1980年代生まれの女性も事件のことは動画共有サイトで多少は知っていたが、天安門広場で一般市民が虐殺されたことやその経緯までは知らなかったという。

王丹氏は「自分が知り合った若い人たちの多くは、海外に出るとまず天安門事件当時のことを調べている」とし、事件から25年が経ったが、当時の意志は今も若い世代に受け継がれていると話した。(翻訳・編集/岡田)

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