盟友・北朝鮮を失った中国、日本にくら替えする北朝鮮―中国メディア

Record China    2014年6月3日(火) 5時0分

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1日、中国の軍事専門サイト・西陸網は「古い盟友を再び失った中国、盟友は日本にくら替え」と題した記事を掲載した。写真は北朝鮮。

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2014年6月1日、中国の軍事専門サイト・西陸網は「古い盟友を再び失った中国、盟友は日本にくら替え」と題した記事を掲載した。以下はその概要。

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日本の菅義偉官房長官は29日、スウェーデン・ストックホルムで行われた日朝外務省局長級協議での合意文書を発表。北朝鮮側は拉致被害者らに関する調査を包括的かつ全面的に実施し、日本側は現在日本が独自にとっている北朝鮮に対する制裁措置を解除する意思を表明した。

北朝鮮・朝鮮中央通信も同日夜、日朝合意を報道した。

日本と北朝鮮の接近は、公然の秘密だった。昨年、飯島勳内閣官房参与が突然訪朝した際、両国関係の改善はすでに基本認識となっていた。だが当時の情勢は、日本国内の雰囲気や米国の圧力などの環境面で、日本が北朝鮮に単独接近するのを許さなかった。

北朝鮮にとって、最大の資金源は中国だった。だが、北朝鮮国内の政情不安定や核兵器問題により、中国の対北朝鮮投資は減少している。一方韓国も、金正恩(キム・ジョンウン)政権発足後、両国関係は改善に至っていない。金正恩が局面を打開する最後の選択肢は日本に接近することだけだった。だが、日本との間には拉致問題が存在し、この問題を解決せずに和解はあり得ない。八方ふさがりの金正恩が拉致被害者を解放せざるを得ないことに、日本側は期待をかけてきた。これこそが、日本が10年余りにわたって北朝鮮に圧力をかけてきた理由なのだ。

日本と領土問題を抱える韓国は最近、中国寄りの姿勢を見せている。日本が北朝鮮との拉致被害者問題を解決し、北朝鮮との関係正常化を実現することは、中国と韓国に与える最も痛烈なの打撃なのだ。(翻訳・編集/NY)

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