中国軍機接近事件で過熱化するアジアの「冷戦」、中国を怒らせ米国の介入を期待する日本―香港メディア

Record China    2014年5月28日(水) 22時0分

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27日、香港メディア「アジア・タイムズ・オンライン」は、東シナ海上空で中国軍の戦闘機が自衛隊機に異常接近した問題について、「ヒートアップするアジアの冷戦」と題した記事を掲載した。写真は中国空軍機。

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2014年5月27日、香港メディア「アジア・タイムズ・オンライン」は記事「ヒートアップするアジアの冷戦」を掲載した。環球時報が伝えた。以下はその概要。

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中国の気勢激しい行動が、隣国を米国の懐に飛び込ませ、米国による中国周辺での軍事力増強を招いている。米国がこの地域の安全を担保する国であることに正当な理由を与えてもいる。だが中国は、こうした「トリック」をすでに見通しており、南シナ海における「運だめし」を望んでいる。

中国が、釣魚島尖閣諸島)を奪い現状を変更しようとする意図を持つとは思わない。緊張が激しさを増す原因は、日本が挑発的な反中外交政策を明らかにしていることに対し、中国は報復したいだけなのだ。東シナ海における最も重要な動きとは、日本が米国の中国抑圧政策に呼応することであり、中国がそれに対し、日米を離間させようともくろむことなのだ。

日本が期待を寄せているのは、中国が日本の挑発に過剰に反応することで、米国が日本に対して有する安全保障を拡大せざるを得なくなることだ。先日起きた、中国軍機が自衛隊機に接近した事件は、その実例だ。欧米メディアは、「挑発行為を行っているのは中国側だ」とする日本政府の発言を丸のみしている。だが、中国がロシアとの合同軍事演習を行う前に航行禁止区域を公表していたにもかかわらず、日本側がそれを顧みず飛行したことは事実だ。日本側が示すことができる唯一の正当な理由は、中国が東シナ海上空に設定した防空識別圏を認めないということだけだ。この事件は、他国の防空識別圏を尊重することがいかに重要であるかということを示している。今回の事件で責められるベきは、中国ではなく日本だ。(翻訳・編集/NY)

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