「文大統領を信じていたのに…」韓国の元慰安婦が激怒の理由は?=韓国ネット「結局利用しただけ」

Record Korea    2022年1月8日(土) 1時10分

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7日、韓国・KBSは、慰安婦問題解決のためソウル日本大使館前で毎週水曜日に行われている水曜集会が30周年を迎えたことを記念し、李容洙さんのインタビュー記事を掲載した。写真は韓国の慰安婦関連の広告。

2022年1月7日、韓国・KBSは、慰安婦問題解決のためソウル日本大使館前で毎週水曜日に行われている「水曜集会」が30周年を迎えたことを記念し、元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)さんのインタビュー記事を掲載した。

記事によると、李さんは水曜集会について「今後は変わっていく必要がある」と指摘し、「デモでは『慰安婦問題を謝罪し、賠償せよ』と訴えているだけ。デモにより慰安婦問題は広く知れ渡ったため、今後は解決するべきだ」と主張した。

また、慰安婦問題解決には何よりも「教育」が必要だと強調し、「日本が慰安婦制度をつくった理由、その施設で日本が行った拷問などの行為、私たちが慰安婦になった理由などを、日韓両国の学生たちに教えていかなければならない」と述べた。

李さんは昨年2月、慰安婦問題を国際司法裁判所(ICJ)に付託するよう韓国政府に要請したが回答は得られなかった。また、ICJで裁判を行うには日韓両政府の同意が必要となるが、日本政府は「1965年の日韓請求権協定と2015年の日韓合意で解決済み」との立場を貫いているため、韓国政府の意思だけでは解決が難しい。そこで李さんは国連拷問禁止委員会(CAT)での解決を提案した。CATは拷問を予防・監督するための機関で、韓国政府は日本政府の同意がなくても単独で解決手続きを踏むことができる。ところがこれにも韓国政府は回答を出さずにいるという。

これについて李さんは「文在寅(ムン・ジェイン)大統領は任期中に必ず問題を解決すると約束した。大統領を信じていたが、もう任期は残りわずか。約束通り任期中のなるべく早いうちに解決してほしい。私には時間がない。歳月は私を待ってはくれない。本当にもどかしい気持ちだ」と怒りをあらわにしたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「文政権はあれだけ反日をあおっていたのに、実情はこれか」「文大統領に解決する意思はあるかな?尹美香(ユン・ミヒャン、与党『共に民主党』の元党員で元慰安婦支援団体の前代表、現在は支援金流用などの疑いで裁判中)議員を放置しているところを見ると、とてもあるとは思えない」「尹がいまだに議員を続けているという事実に鳥肌が立つ」「結局、文政権は政治的利益のために元慰安婦を利用しただけだった」「日本とはほぼ国交断絶状態になっている。無能な文政権には何も期待できない」など文政権への厳しい声が寄せられている。

一方で「尹議員を告発して全てを台無しにしたのは李さん本人でしょ?」「恩を仇で返した人」「李さんは政治をしているように見えて気に入らない」「選挙のたびに出てくるけど、李さんは一体誰に利用されているの?」など李さんへの懐疑的な声も数多く見られた。(翻訳・編集/堂本

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