校舎のない小学校、恵まれない子どもたちのために奮闘する教師たち―江西省

Record China    2014年5月24日(土) 14時0分

拡大

21日、江西省金溪県対橋鎮上傅村では、教師2人と3カ所の村から来る児童6人が、校舎もない中で、学校に通うという夢を抱き続けている。

(1 / 3 枚)

2014年5月21日、江西省金溪県対橋鎮上傅村では、教師2人と3カ所の村から来る児童6人が、校舎もない中で、学校に通うという夢を抱き続けている。新華社が伝えた。

その他の写真

金溪県は江西省東部に位置し、県全体では村級の小学校が121校ある。そのうち完全な小学校は18校、1年生から3年生までの「不完全な小学校」は103校となっている。ここ数年、都市化の推進により農村人口が県級以上の地区に流動し、多くの農村の児童が徐々に教育資源がより充実した街の中心小学校や県政府所在都市の小学校で就学している。しかし両親が出稼ぎに出かけて面倒をみる人がいない、家庭が極めて貧しいといった理由で、上傅村小学校の児童6人は他の学校の児童たちのように恵まれた教育資源を利用することができずにいる。

今年2月以降、従来の校舎が危険建築物として取り壊され、新校舎がまだ完成していないため、教師の傅錦成(フー・ジンチョン)さんと鄭愛蘭(ジョン・アイラン)さんは教室を村民委員会の計画出産弁公室に移転し、児童たちへの授業を続けている。2人の教師は、児童が1人でもいるうちは、どんなに条件が厳しくても学校を閉校することはないと語る。新校舎の完成を目前に控え、教師たちは児童がここで3年生までしっかりと勉強し、その後よりよい学校へ進んで勉強を続け、明るい未来へ向かうことを願っている。(提供/人民網日本語版・翻訳/YH・編集/武藤)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携