韓国の強みはIT、観光産業の未来は「スマート観光」にかかっている―韓国紙

Record China    2014年5月24日(土) 7時50分

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22日、韓国紙・中央日報は、韓国の観光産業発展の新たなポイントは情報通信技術を活用した「スマート観光」だと伝えた。写真は韓国を訪れた中国人観光客。

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2014年5月22日、中国商務部の公式サイトによると、韓国紙・中央日報は韓国の観光産業発展の新たなポイントは情報通信技術を活用した「スマート観光」であると伝えた。

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世界経済フォーラム(WEF)が発表した2013年版の「旅行・観光競争力レポート」によると、対象140の国・地域の中で韓国の総合順位は、前回発表された11年版に比べて7ランク上昇し、25位だった。

比較の対象となった各項目のうち、韓国は「観光資源の不足」や「物価の高さ」については低い評価だったが、「優れた文化資源」や「情報通信技術(ICT)のインフラ」などの項目での高い評価が総合順位を押し上げた。

韓国のKT経済経営研究所はこれらの結果とともに、観光の主流が団体ツアーから個人の自由旅行へと移りつつあることなどを考慮し、「韓国の文化資源の優位性をより発揮させるため、ICT関連のインフラをさらに発展させるべきである」と提案した。

すでに実用化されている「手の中の景福宮」というアプリケーションは、観光客が景福宮の歴史解説を聞くことができるだけでなく、朝鮮王朝時代の国王の1日を間接的に体験できる。さらに、付近の観光スポットやグルメに関する情報も知ることができる。

また、東大門にある世界初のホログラム専用映画館「Klive」では、実物のように見えるホログラム影像が多くの外国人観光客を魅了している。さらに、東方神起少女時代が所属する芸能事務所は今年下半期に所属歌手がホログラムで登場する公演会場のオープンを計画している。

病院の各種情報を知らせるアプリ「MediLatte」を開発したAD Venturesは、このアプリを利用して中国人観光客のための医療観光用プラットフォームを構築中だ。このほか、中小企業庁が全国23の伝統市場をICTで結びつけたり、アプリによるQRコードの活用が進むなど、各分野が文化・観光市場の育成に力を入れている。

KT経済経営研究所は焦点をICTとイノベーションに絞ることがスマート観光の核心だと指摘している。また、専門家の間では「18年の平昌冬季五輪までにICT観光施設をさらに拡大する必要がある」との意見で一致している。(翻訳・編集/HA)

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