盲目的な「親日派」にも、暴力的な「反日派」にもならない!中国人留学生が得た「精神の財産」―中国ネット

Record China    2014年5月21日(水) 2時17分

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20日、日本に留学した経験を持つ中国のネットユーザーが、日本への印象をまとめた文章をブログに掲載し、注目を集めている。写真は東京。

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2014年5月20日、日本に留学した経験を持つ中国のネットユーザーが、日本への印象をまとめた文章をブログに掲載し、注目を集めている。

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文章ではまず、「歴史の問題から日本に対して特に良い印象を抱いてこなかったが、日本留学を通じてさまざまな『良いところ』を学んだ」と記し、最も印象的だったものとして「日本のサービス」を挙げる。「日本のデパートのサービスは本当に一級品だ。店員は常に微笑んで迎えてくれ、たとえ何も買わずに見て回るだけでも熱心に説明してくれる。中国の店員のように、客によって態度を変えることもない」と称賛する。

また、「トイレは、駅もホテルもデパートも清潔そのもの。トイレでさえそうなのだから、道路や電車、レストランなどには塵ひとつないことは言うまでもない。私が感じた日本人の素養、日本の先進的な設備はこれだけではないが、挙げればきりがない」と続ける。一方で、留学から帰国した後は「日本で身に付けた習慣が、中国で生活するうちに再び“修整”されてしまうときのやるせない感覚は、いつも私の心にある」と苦悩する一面ものぞかせる。

留学中には日中関係の講義も受けたといい、「中国人として、私たちは日中間の歴史を忘れることはできない。しかし、日本語を学ぶ学生として、また日本留学の経験者として、日本という国を正確に客観的に見る必要がある」とした上で、「盲目的な“親日派”にも、暴力的な“反日派”にもなってはならない。自分の専門知識と日本留学の経験から、自分を“知日派”へと成長させなければならない」と目標を語る。

文章は最後に「1年を過ごした日本から中国にもどり、感慨ひとしお。今回の留学で日本を知り尽くしたとはとても言えないが、今回、身をもって体験したことは、私や私の将来にとって非情に有益な『精神の財産』になるだろう」と結んでいる。(翻訳・編集/北田

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