中国と米国を結ぶ高速鉄道計画、米国人の目にはどう映っているのか?思わぬ意見も―米華字メディア

Record China    2014年5月21日(水) 2時31分

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19日、中国と米国を結ぶ高速鉄道の構想がこのほど発表されたが、米国ではどのように受けとめられているのだろうか。写真はワールドトレードセンター跡地。

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2014年5月19日、米華字紙・華報によると、中国工程院の王夢恕(ワン・モンシュー)院士はこのほど、「中国と米国を結ぶ高速鉄道」を含む国際高速鉄道構想を発表した。時速350キロの高速鉄道であれば、中国と米国が2日で結ばれることになる。

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この高速鉄道構想は米国ではどのように受けとめられているのだろうか。中国の記者がニューヨークの繁華街でインタビューを行ったところ、8人中5人がこの構想を知らない、あるいは興味がないと回答、残り3人だけがおのおのの見方を持っているにとどまる結果だった。

エンジニアとしてワールドトレードセンターの建設に携わっている30代の男性は「この中国の構想は聞いたことがある、とても興味深い」と話し、米中やアジア、ロシア、カナダなどの人的交流や経済的な連携が深まるほか、米国内の鉄道料金が安くなるのではないかと期待を示した。また、「米国はすでに中国に多額の借金をしているので、中国の対米影響力がさらに高まるとは思わない」と話した。

保険会社で働いている30代の男性は、「技術的に問題はないが、誰が投資するのか、完成してから誰が管理するのか、ビザの問題もある。飛行機なら13時間で到着するのに、2日もかかる鉄道に乗るなどせいぜい1度きりだろう」と構想を疑問視した。

また、バス運転手をしている40代の男性は「こういうのは好きじゃない。中国人はうそつきだ。職探しはどんどん大変になっているのに、高速鉄道で中国人が次々にやって来たらどうなる」と、構想にも中国人にも否定的な見方を示した。(翻訳・編集/岡田)

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