韓国人選手の”ガムかみ中継”には「日本の思惑があった」と韓国メディア、「五輪精神に反する」と指摘も

Record China    2021年8月25日(水) 22時0分

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25日、韓国・マイデイリーは「カン・ベクホのガムかみ中継には日本のテレビ局の思惑があった」と報じた。資料写真。

2021年8月25日、韓国・マイデイリーは「カン・ベクホのガムかみ中継には日本のテレビ局の思惑があった」と報じた。

東京五輪野球の3位決定戦で韓国はドミニカ共和国と対戦し、6対10で逆転負けし銅メダルを逃した。この試合中、8回表に韓国が4点差でリードされている状況でカン・ベクホがベンチに座りガムをかんでいる姿が中継で映し出され、その態度に批判の声が集中していた。

これに関し、記事は「五輪の中継には『うまくいっている国、選手、競技を目立たせる』という基本原則がある。野球の中継でも、勝っているチームに焦点を当てて喜ぶ姿を映すのが原則で、負けているチームの様子や反応、文句を言う・ガムをかむ・唾を吐くなどの姿を何度も映してはいけない」と説明。その上で「他の種目の中継では負けたチームの姿を集中的に映したり、落胆する場面を目立たせたりすることはなかったが、野球の中継では30台のカメラが用意されたにもかかわらず、ガムをかむカン・ベクホの姿がしばらく映されていた」と指摘している。

また、その理由として「中継を担当したのが日本テレビだった」ことを挙げ、「韓国野球をおとしめる、もしくは嘲弄(ちょうろう)する目的があった」と分析。「日本野球は韓国野球に対し妙なコンプレックスを抱いており、これは日本での試合を経験した選手や関係者全員が感じている事実だ」と説明している。

さらに「五輪中継には、視聴者にとって不快な場面が何度も映し出されたり、意図的に映し出されたりすることを阻止するための監視、管理チームもあるが、異例にもカン・ベクホのガムをかむ姿だけは長いこと放置されていた」とも指摘している。

韓国の五輪中継専門家は「韓国野球委員会や大韓野球ソフトボール協会、大韓体育会が国際オリンピック委員会(IOC)に抗議しなければならない。五輪中継精神に反する偏向的な中継だった」「カン・ベクホの態度に問題があったとはいえ、日本のテレビ局はその場面を意図的に目立たせた」と主張しているという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「意図的であろうがなかろうが、カン・ベクホの態度は間違っていた」「これは本人の人柄の問題だよ」「日本のせいにするのはやめて。あんな風にガムをかんだのはカン・ベクホ」「ありのままの姿を映しただけなのに嘲弄だと?」「嘲弄されても仕方ないことをした」「こうやってかばうことでカン・ベクホはさらに惨めになる」など、「悪いのはカン・ベクホだ」と主張する声が数多く上がっている。(翻訳・編集/堂本

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