「醜い日本人」から「美しい日本人」へ、日本人の民度が短期間に向上したワケとは―中国メディア

Record China    2014年5月11日(日) 7時40分

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9日、中国メディアは「日本人の資質はいかにして短期間で向上したのか」と題した記事を掲載した。写真は列車の座席に靴を履いたまま足を乗せる中国人。

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2014年5月9日、中国メディア・新華網は「日本人の資質はいかにして短期間で向上したのか」と題した記事を掲載した。

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日本を訪れる前に「みにくい日本人」という本を読んだ。海外生活の長かった日本人・高橋敷氏が1970年に書いた本だ。そこには、日本のトイレは汚く、日本人はごみをポイ捨てし、動物園では注意を無視してキリンにエサをやるなど、当時の日本人の欠点が容赦なく描き出されていた。1990年に初めてこの本を読み、日本へ行った私は、「あの本に書かれていたのは日本のことではなく、中国のことだった」と痛感した。

「みにくい日本人」に書かれていたことが事実であるならば、日本人はどうして短期間に資質を向上させることができたのか。それが分かれば、中国人の抱える問題も解決できるはずだ。

今回訪れた大阪は、路上にごみひとつ落ちていない清潔で美しい都市だった。次の訪問地の奈良で感じたことは、昔の中国文化は日本文化よりも格段に優れていたということだ。しかし、日本は明治維新を機に急速に発展を遂げ、中国と戦っては常に勝利を収めていた。近代中国はなぜ日本に負けてしまったのか。

日本は明治維新を成功させたが、同じ頃、清朝の「戊戌の変法」やその他の政治改革運動はことごとく失敗に終わった。清の改革が失敗した原因は、満州族という巨大な利益集団が改革を阻害したからだ。彼らにとって自分たちの利益は国家よりも重要であり、これを失う恐れがある改革を支持するはずがなかった。一方で、明治維新は天皇の下に知識層とエリート集団が1つになって改革を推し進めた。

奈良に来て思う。負けは負けだ。でも「現在」はまだわれわれの手の中にある。「未来」はわれわれが作り出すことができる。過去を繰り返してはならない。特定の利益集団に改革を阻害させてはならない。中国は歴史がくれた最後のチャンスを生かして改革を実行し、平和への転換を遂げるべきなのだ。(翻訳・編集/本郷)

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