四川大地震で生徒を残して逃げた教師、韓国客船事故で再び注目集める―中国

Record China    2014年5月10日(土) 9時40分

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7日、6年前の四川大地震で生徒を残して真っ先に逃げた教師が再び注目を集めている。

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2014年5月7日、6年前に中国で発生した四川大地震で生徒を残して真っ先に逃げた教師が再び注目を集めている。当時は世間の激しい非難を浴びても教師を辞めることはなかったが、6年後の今になって9年間務めた四川省都江堰市の中学教師を辞職するという。チャイナネットが伝えた。

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範美忠(ファン・メイジョン)氏は四川大地震発生当時、「生徒を置き去りにして1人で逃げた教師」として報道され、一躍時の人になった。あれから6年。世間からすっかり忘れ去られていた範氏が、先月発生した韓国の旅客船・セウォル号の沈没事故で再び世間の注目を浴びることに。乗客の避難誘導もせずに真っ先に逃げたセウォル号の船長に範氏の姿を重ねたからだ。

四川大地震後も地元で教師を続けてきた範氏が、なぜ今になって辞職するのか。その理由について、範氏自身は「学習意欲のない富裕層の子供を教えるのが嫌になった。今の生徒たちは勉強よりもスマホに夢中だ」と説明する。都江堰市の中学校を辞職した後は、成都市内の高校で歴史を教える予定だという。(翻訳・編集/本郷)

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