韓国、若い人ほど「反日」より「反中」?=ネットには「日本は存在感ない」「中国は発展中だから」の声

Record China    2021年6月16日(水) 8時20分

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14日、韓国メディア・韓国日報は、「韓国の現代史において国民が最も反感を持つ国は日本だったが、最近は若い世代ほど反中情緒が反日感情を圧倒している」と伝えた。写真は中国。

2021年6月14日、韓国メディア・韓国日報は、「韓国の現代史において国民が最も反感を持つ国は日本だったが、最近は若い世代ほど反中情緒が反日感情を圧倒している」と伝えた。

韓国日報と韓国リサーチが先月、全国の満18歳以上の男女3000人を対象に世論調査を実施した。「北朝鮮、中国、日本、米国に対する感情を0~100度(高いほど肯定的)で表現する」との好感度調査項目で、米国は平均56.3度を記録し、北朝鮮(29.5度)、中国(27.5度)、日本(26.7度)を圧倒した。

世代別の回答を見ると40代、50代、60代以上の対日好感度は21.7度、26.8度、29度で、対中好感度(27.1度、32.8度、34.6度)を下回り、「依然として中国より日本が嫌い」だという結果になった。一方で20代、30代の結果は異なり、「微妙な違いが感知された」という。20代の好感度は米国(56.1度)、日本(30.8度)、北朝鮮(25.3度)、中国(17.1度)、30代は米国(55.6度)、北朝鮮(25.3度)、日本(23.9度)、中国(20.3度)となっており、日本と中国の順位が入れ替わっている。

若者層の対中認識の変化は、新型コロナウイルス問題が決定的な原因になったと分析されている。韓国リサーチは「中高年が感じる安全保障の脅威は軍事的分野に焦点を当てたものだが、若い世代は大気汚染や感染症など、非伝統的な安全保障問題により敏感だ」と説明している。また最近、中韓の若者の間でキムチや韓服(ハンボク)の元祖論争が起きたことも、20代、30代の中国嫌悪を拡大する要因になったとされている。

韓国の脅威となる国を尋ねる項目でも、中国を「最大の脅威国」に挙げた20代は43.7%、30代は36.4%だったのに対し、40代は25.5%、50代は26.5%、60代以上が20.1%となっている。20代の場合、北朝鮮(35.6%)以上に中国を警戒しているという結果となったという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「どっちも嫌だよ」「日本も中国もうんざりだ」「日本は最近、存在感がないからな」「韓国の主敵は北朝鮮だよ」「北朝鮮は用心すべきだが相手にならない。日本ももはやかなわぬ相手ではない。中国は4000年の敵だ」「中国は発展中だから、これから意識が高くなっていく可能性がある。しかし日本は悪辣(あくらつ)だ。コロナのせいで一時的に嫌中が増えてるだけだと思う」などの意見が寄せられている。

中には「自分は日本も中国も、国民のことは嫌いじゃない。どの国であれ、政治家たちが問題なだけだ」というコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

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