黄金週間はどこも人だかりでウンザリ、「動物園にいる動物の99.9%は人間!」の声も―中国メディア

Record China    2014年5月4日(日) 10時39分

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3日、中国のコラムサイト・百度百家は、「『動物園にいる動物の99.9%は人間』、誰をあざ笑っているのか」と題した記事を掲載した。写真は北京動物園。

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2014年5月3日、中国のコラムサイト・百度百家は、「『動物園にいる動物の99.9%は人間』、誰をあざ笑っているのか」と題した記事を掲載した。以下はその概要。

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中国の黄金週間(5月1日のメーデーをはさんだ大型連休)が始まった。中国各地の観光地は人でいっぱいだ。あるネットユーザーは「今日動物園に行った。最も印象に残っている動物は人間だった。いろんな種類の人間がたくさんいた。動物のなかで99.9%を人間が占めていた」と述べている。

動物園の動物は、そんな人間たちを見て楽しんでいるのかもしれない。大声で騒ぎ、列に割り込み、落書きをし、ケンカを始める人間たちは動物たちにとって興味深い動物に見えるはずだ。もちろん、人間はそんなことをしたくて動物園に来ているわけではない。せっかくの休みを有意義に過ごしたいと思って来ているのだ。

黄金週間や春節(旧正月)などの大型連休に中国人が一斉に民族大移動をするのには理由がある。それは中国の職場に有給休暇がないからだ。「労働者有給休暇条例」第2条には、「政府機関や民間企業などのすべての職場で1年以上勤続する労働者に対し、勤続年数に応じた有給休暇を与える」と明確に規定している。だが、実際にはこの規定はまったく守られていない。

有給休暇だけではない。法定休暇でさえ守られていない職場もある。だからといって、労働者が法に基づいて休暇を要求すれば、職そのものを失う恐れがある。国が定めた規定はすでに形骸化している。だが、政府の関連部門はそれを正そうとせず、労働者の味方であるべき労働組合はメーデーに組合員へ配る記念品の準備で忙しい。人々が貴重な連休に大挙して観光地を訪れるのは、こうした状況への鬱憤(うっぷん)をはらすためなのかもしれない。(翻訳・編集/本郷)

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