中国で流れる日本に関する“デマ”=「韓国人は日本車に乗らない?」「日本は2015年に中国を滅ぼす?」

Record China    2014年4月25日(金) 7時7分

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24日、中国のインターネット掲示板に「子どものころから騙されていた、日本に関するデマ」と題する文章が掲載され、ネットユーザーの注目を集めている。写真は東京モーターショー。

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2014年4月24日、中国のインターネット掲示板に「子どものころから騙されていた、日本に関するデマ」と題する文章が掲載され、ネットユーザーの注目を集めている。以下はその概要。

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デマ1:日本はストレス社会で、自殺率は中国より高い。

事実:人口10万人当りの自殺者数は、日本が21.7人、中国は22.2人で自殺率は中国の方が高い。

デマ2:日本人は日本の樹木を伐採せず、中国から木材を安く買いつけて割りばしを作り、中国の資源を浪費している。

事実:中国が積極的に木材や割りばしを日本に輸出している。中国人の多くは自国の自然を大切に扱っていない。これを日本人のせいにしてはいけない。

デマ3:中国の元NBAプレーヤー・姚明ヤオ・ミン)は先頭に立って日本製品をボイコットしている。

事実:姚明の1台目の車はトヨタのセコイアで、すでに両親に譲っている。3台目の車は日産のインフィニティ。

デマ4:日本のネット上で「日本は2015年に中国を滅ぼす」というスレッドの人気が爆発しており、有名な掲示板に繰り返し転載されている。

事実:ヤフーやグーグルなど、日本人がよく使用する検索エンジンで検索してもそのようなスレッドは見つからない。「人気爆発」であれば見つからないことはあり得ない。明らかなデマで、国民の視線をそらす目的があると思われる。

デマ5:日本の中国市場への依存度は深刻で、中国製品から離れられない。

事実:日本人は中国市場を見込んでいるだけで、離れられないわけではない。日本が中国に輸出しているのは自動車やカメラ、電子部品、デジタル装置などのハイテク製品だ。一方、中国が日本に輸出しているのは下着やくつ下、おもちゃなどで、これらは中国が輸出しなくても東南アジアの国々で同様のコストで生産できる。

デマ6:中国企業「新浪(SINA)」は実は日系企業。SINAは日本語の「支那」という意味で、日本人が中国人を侮辱するために名付けた。

事実:新浪は四通利方公司と米国の華淵公司(中国系企業)が合併してできた。SINAはラテン語で中国を意味するSINOをもじっただけで、「支那」とは関係ない。

デマ7:陸上の劉翔(リウ・シアン)が試合の際、日本製品ボイコットを表明するためにユニフォームの「ミズノ」の文字をテープで隠した。

事実:劉翔はナイキのイメージキャラクターを務めていたため、契約で他社のロゴが入ったユニフォームを着られなかっただけであり、日本製品ボイコットとは関係ない。

デマ8:韓国人は愛国心が強く、韓国国産車にしか乗らない。ソウルでは日本車は1台もない。

事実:韓国では日本車が人気で、ソウルには日本車があふれている。(翻訳・編集/北田

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