テレビ東京が中国スマホメーカーを取材、「中国版iPhone」と評価―中国メディア

Record China    2014年4月18日(金) 22時2分

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17日、テレビ東京はこのほど、中国スマホメーカー・小米科技の北京本社を訪問し、「中国版iPhone」の取材を実施した。資料写真。

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2014年4月17日、テレビ東京はこのほど、中国スマホメーカー・小米科技の北京本社を訪問し、「中国版iPhone」の取材を実施した。「小米現象」を深く分析しながら報じ、インターネット時代に入った中国製品がユーザーの需要に応じ、ユーザーにとってより質の高い製品を創造したと称賛。同社の製品に「中国版iPhone」という評価を下した。環球網が伝えた。

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小米科技は2010年2月に創立された企業だが、中国本土でスマホの販売を開始してから、わずか2年のうちに販売台数を2700万台に伸ばし、iPhoneを上回り中国の若者の間で最も人気のあるスマホブランドになった。同社のスマホ「小米手機」は、ネット上でしか販売されていない。新製品の発売後、1週間に1度行われるオンライン上の公開販売(未予約者も購入可能)では、10分も経たないうちに売り切れとなり、入手困難の人気商品となった。日本でiPhoneが発売された時と比べても、同社の中国における販売ペースと影響力には遠く及ばない。

中国の若者は日本メディアの取材に応じた際に、「iPhoneと比べ、小米の製品はディスプレイが大きく、画質も良い。価格もiPhoneの半額と割安だ」「小米は人気がありすぎて購入できない」と語った。小米手機を手にした日本人記者も、「軽くて画面も大きく、小さな文字まではっきり読み取れる」と驚嘆したほどだ。

小米手機のユーザー主導型のオンラインビジネスによる成功は、インターネットが発達している日本を驚かせた。ユーザーは「MIUIへ提案(注:MIUIは小米スマートフォンの標準OS)」というツールを選択すれば、小米の開発者に状況を報告し、提案することが可能だ。これは小米が人気を集める秘訣となっている。例えばユーザーは自分の好きな色を撮影し、「MIUIへ提案」を使い開発者に写真を送信し、「この色の携帯電話が欲しい」とメッセージを添えることができる。通信事業者を中心とする日本は、このユーザーを中心とするオンラインビジネスを展開する企業、「小米モデル」の魅力を強く感じている。

小米科技の雷軍(レイ・ジュン)董事長(会長)兼CEOは記者に対して、「1000万人のユーザーが、小米手機の設計者だ」と語った。同社はユーザーから多くの提案を受け付け、さまざまな機能を開発した。例えばカメラが被写体の性別・年齢を判断し、それに合った美肌・美白機能などを提案する機能があるが、これは女性ユーザーからの提案によるものだ。このアプリを使い写真を撮影すれば、男性は2歳、女性は5歳若く見える。また、高齢者からの需要を満たすため、同社は簡略化されたインターフェイスをデザインした。

小米科技のロゴマークを逆さまにすると「心」になり、同社のユーザー重視の理念が示されている。この理念は日本メディアからも評価された。また、日本メディアは同社の社員の自由な働きぶりを評価し、この自由に働ける雰囲気は中国の新しい創造力を生むと指摘した。

小米科技の広報担当者の劉飛(リウ・フェイ)氏は日本メディアに対して、「中国がこれまで世界に残してきた印象は、『中国ブランド』ではなく『世界の工場』であった。しかしこれからは変わる。当社はこの観点を変え、中国ブランドになる」と語った。

モバイルネットワークの時代において、中国企業の革新モデルは本国の消費者を魅了するだけにはとどまらない。開放・革新・ユーザー主導の「小米モデル」により、日本市場も次に征服される市場になるだろう。同社は中国における成功により、海外市場で多くの人から注目を集めている。2014年にはシンガポールや日本に進出する可能性がある。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)

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