「美しすぎる○○」「舌の上で味わう○○」…中国に蔓延する流行語の乱用―中国紙

Record China    2014年4月13日(日) 0時10分

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10日、「美しすぎる○○」「舌の上で味わう○○」など、中国で流行語の乱用がみられる。写真は中国の「美人すぎるヨガ教師」。

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2014年4月10日、中国の人気俳優ウェン・ジャン(文章)と人気女優ヤオ・ディー(姚笛)の不倫デートがこのほどスクープされ、世間をにぎわせた。ウェン・ジャンの妻で女優のマー・イーリー(馬伊[王利])がミニブログでつぶやいた「恋愛は簡単でも、結婚生活は容易でない。大切にしながら歩まなければ」という言葉も話題になった。ネット上では現在、「○○は簡単でも、○○は容易でない。大切にしながら歩まなければ」という「マー・イーリー体」が流行している。「どんな言葉でも、何度も語ると価値がなくなる」と言う通り、CMやメディアで同じセリフがあまりにも多用されると、聞いている人は逆に反感を抱いてしまうものだ。1つのセリフに執着しなければならないほど、中国語の語彙は少ないのだろうか?新華日報が伝えた。

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答えは明快で、中国語は多種多様。春が来たことを形容するだけでも、「春が大地に戻った」、「春が世界に満ちている」、「四季が春に戻った」などさまざまな表現の仕方がある。しかし、最近では、「給力(素晴らしいの意)」、「美しすぎる○○」のほか、人気テレビ番組の名前をもじった「○○・オブ・チャイナ」、「舌の上で味わう○○」、そして今回の「大切にしながら歩まなければ」などの言葉があまりに多用されている。これらの流行語が発生したのにもそれぞれ背景があり、時々使うのであれば新鮮味があっておもしろい。しかし、度を過ぎて使用されると、受け売りになってしまい、聞き飽きてしまう。

「流行語」の氾濫の背景には、人々の遊び心や時代の流れに遅れたくないという気持ち、ブームに乗っている自分を表現したい気持ち、友達の会話について行けないことへの恐れなど、さまざまな気持ちがあるだろう。そこに、商業界が拍車をかけるように流行語を使い、「氾濫」が進むことになる。しかし、背景になにがあろうと、流行語の多用は「思考力の低下」を示しているのではないだろうか。時間やお金をかけずに、「人目を引く」という目的を達成できてしまうのだから、確かに魅力ある話だ。しかし、このような言葉遊びは想像力やイノベーション能力の欠如を露呈している。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/TF)

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