中国の専門家が読み解く2013年安倍外交、日本政界が右傾化した理由とは―中国メディア

Record China    2014年4月13日(日) 14時18分

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11日、中国メディアは2013年の日本の政治情勢、安全保障政策、対外関係、経済・社会などについて分析した。

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2014年4月11日、北京でこのほど「日本青書:日本研究報告(2014)」発表会が開催された。今回のシンポジウムは2013年の日本の政治情勢、安全保障政策、対外関係、経済・社会などについて振り返り、分析した。また、尖閣諸島の領有権争いの激化を背景とする日中関係などの問題を重点に全面的な議論を行った。人民網は報告の編集長を務めた中国社会科学院日本研究所の李薇(リー・ウェイ)所長、副編集長を務めた楊伯江(ヤン・ボージアン)副所長を招き、読み解いてもらった。

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2013年に日本全体が追求したのは全面突破という戦略であり、安倍氏は代償を惜しまず大国の夢の実現に全力を挙げ、日本政界には明らかな右傾化の傾向が生じた。李薇氏は次のように指摘した。

日本が現在選択しているすべての戦略政策に問題がある。その原因は自らの位置づけの問題だ。明治維新以来、日本は自らの位置づけの問題をしっかりと解決してこなかった。明治維新以降、日本はどのように帝国主義の道、軍国主義の道を歩み始めたのか。日本は西洋列強の一員になり、アジアのボスになろうとした。そしてボスの地位を実現する方法が軍事力を強化して、アジアの植民地を山分けすることだった。

現在もなお日本は、自国が参加したのは自衛の戦争だと考えており、戦略選択上の認識、世界の発展の趨勢に対する認識が誤っていることに全く気づいていない。

日本は後発の帝国主義国として列強の一員になり、古参の帝国主義国との間に摩擦を生じ、自らの敗戦により終わりを迎えたが、今再びボスになることを望んでおり、中国に屈服しようとしない。日本の頭の中にあるのはゼロサムゲームの思考方式であり、日本にとってアジアの国々との共同発展は想像しがたいものだ。

日本はアジアのボスになることをずっと望んできた。このような競争・対立意識の下、日本が正しい発展の道を選択することは困難だ。このような問題に対する日本の国民の認識は比較的ぼんやりしたものだ。日本の政治家も日本の位置づけの問題を討論したことがない。われわれは以前、日本の政治家に「米中露のすべてと戦争をしたことのある国は世界にどれだけあるか?あなたがた日本だけだ」と言ったことがある。ある政治家はわれわれに「この問題は考えたことがなかった。これは荒唐無稽なことだ」と語った。

日本は戦略判断をしょっちゅう誤る。現在のような右傾化、保守化という大きな背景の下、日本の国家指導者が誤った国家発展の道を選択した場合、周辺国である中国にとっても、アジアにとっても良いことではないし、日本自身にとっても良いことではない。日本の発展はどうしてもこうした方法によらないと、国民の幸福を実現できないのか?私はそうとは限らないと思う。(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/TF)

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