中国人民解放軍元トップ、汚職容疑で拘束=将官位を売りさばいた容疑―香港紙

Record China    2014年3月21日(金) 14時22分

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20日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国人民解放軍の大物、徐才厚元大将とその家族が汚職容疑で拘束されたと報じた。入院先の人民解放軍301病院から連れ去られたという。

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2014年3月20日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国人民解放軍の大物、徐才厚(シュー・ツァイホウ)元大将とその家族が汚職容疑で拘束されたと報じた。米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトが伝えた。

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徐才厚氏は2004年に中国共産党中央軍事委員会副主席に就任。2013年に引退するまで郭伯雄(グオ・ボーシオン)副主席とともに軍のトップとして君臨した。その権力を生かし、汚職容疑で失脚した谷俊山(グー・ジュンシャン)中将から収賄していたほか、軍の階級を賄賂で売っていたことが明らかになった。徐氏に賄賂を贈り将官となった軍人は少なくないという。

習近平(シー・ジンピン)国家主席は就任以来、反汚職キャンペーンを続けてきた。徐氏もそのターゲットの一人とみられ、過去1年以上にわたり「まもなく失脚」との風聞が流れていた。一方でかつての軍トップを追求できるのか、疑念を抱く声も大きかった。今年の旧正月の軍慰問イベントには徐氏も出席。公の場で習主席と顔を合わせたことから疑惑追及は終わったとも報じられていた。

そうした見方が一転したのは3月18日のこと。明鏡新聞網が徐氏とその妻、娘、秘書が拘束されたと報じた。20日にはサウスチャイナ・モーニング・ポストも徐氏拘束を報道。入院先の人民解放軍301病院から連れ去られたという。(翻訳・編集/KT)

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