2014年3月11日、中国新聞網によると、英紙フィナンシャル・タイムズは10日、消息を絶っているマレーシア航空機に盗難旅券で乗っていた2人の搭乗券は「アリ」と名乗るイラン人ブローカーが購入していたと伝えた。

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報道によると、「アリ」はタイ・パタヤの旅行代理店を通じて購入したという。

この旅行代理店によると、「アリ」はカタール航空とアラブ首長国連邦のエティハド航空を別々に予約したが、連絡が途絶えたため失効。6日に「最安値だった」マレーシア航空のチケットを再予約した。旅行代理店は中国南方航空経由で搭乗券を確保したという。

購入代金は「アリ」の知人が現金で支払った。旅行代理店によると、タイではブローカーによる航空チケット購入は一般的だという。「アリ」は3年前からこの代理店を通じてほぼ毎月、自分名義もしくは代理でチケットを購入していた。

旅行代理店オーナーは、「アリ」が求めていたのは最安値の欧州行きチケットだったことから、北京行きのマレーシア機を手配したのは偶然だったとした上で、テロに関与しているとは思えないと話している。（翻訳・編集/NY）