中国人観光客、言葉も通じないのに助けてくれた日本人男性への思い―中国メディア

Record China    2014年2月14日(金) 6時30分

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13日、重慶晨報は「私が日本で発見した3つの小さなこと」と題する記事を掲載した。写真は旭山動物園。

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2014年2月13日、重慶晨報は「私が日本で発見した3つの小さなこと」と題する記事を掲載した。以下はその概要。

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旧正月期間中、妻の強い要望で私たちは東京と北海道を7日間旅行した。実を言うと、私個人は日本についてあまり良く思っていなかった。しかし、私が出会った日本の人々は、とても友好的で親切だったと言える。その上、景色や自然保護に対する取り組みも素晴らしい。日本では3つの興味深いことを目にした。

1.おしゃれを忘れない日本人女性

東京は1度、札幌は−5度、旭川は−12度。雪が舞い、強風が吹き付けた。しかし、このような環境でも街で見かけた日本人女性たちは、太ももをあらわにして歩いていた。私は旭山動物園にいた女学生に「寒くないのですか?」と聞いてみると、彼女たちは「寒いけどおしゃれのために我慢している」とつたない英語で答えた。なるほど、どうりで街で見かける女性は、おばあさんも含めてみんな化粧をしているわけだ。年齢や天気にかかわらず、日本の女性は“おしゃれ”を忘れることはないようだ。

2.細かいことに気を配る

日本人はみな公共の場所では、物を食べず、たばこを吸わず、列に並ぶ。しかし、もっと意外だったのは、電車やバスの中に「電話をしてはいけない」という表示があることだ。優先席近くでは、電源さえも切らなければならない。公共の場所では人の邪魔になるような行為はしてはいけないとの配慮である。電源まで切るのは、恐らくマナーモードにしていても妊婦さんを驚かせてしまうからだろう。

また、日本ではごみの分別を徹底して行う。ごみ箱は、「一般ごみ」「新聞・雑誌」「プラスチック」「ガラス」の4つに分かれている。もっと細かく分けられているところもある。日本人は小さいときからごみの分別処理を学ぶため、自然と身に付くのだろう。だからこそ、日本の街は清潔に保たれているのだ。1日中街を歩いた靴で雪を踏んでみたが、残ったのは塵ひとつない真っ白な足跡だった。

3.自分から交流しようとしない

街を歩いていると、いくらも歩かないうちにたくさんの自動販売機に出くわす。飲み物からたばこ、新聞までさまざまだ。コンビニでは同じ商品が少し安く売っているのに、多くの若者は自動販売機を利用する。おそらく、手軽で列に並ぶ必要がないからか、人と接触する必要がないからだろう。ラーメン店などでも、食券の自動販売機を多く見かけた。食券を店員に渡しさえすれば、会話をする必要がない。多くの日本人が壁に面した席を選び、黙って食べ、黙って立ち去っていった。

しかし、日本人は見た目ほど冷たくはない。少なくとも、私が何回か道を尋ねたときは、彼らの親切さを感じた。

札幌に着いたばかりのとき、私と妻は中島公園近くのホテルに行きたかったのだが、歩けど歩けど見つからない。そこで私は、コンビニから出てきた男性にホテルへの道順を尋ねた。彼の手には、買ったばかりの弁当がぶら下がっていた。彼の英語はうまいとは言えず、長い時間をかけてようやく意図を伝えられた。しかし、彼にもホテルの場所はわからない様子だった。私たちが礼を言って立ち去ろうとすると、彼は「待つように」とのジェスチャーをして、携帯電話の地図でそのホテルを探してくれた。

その後、男性は私たちを心配して、ホテルまで送ってくれた。その日は雪が降っていた。5分ほど歩いてホテルに着くと、男性は笑顔で立ち去った。私は、唯一知っている日本語で何度も感謝を表した。そのとき、私は「弁当、冷めてしまったのではないですか?」と聞きたい気持ちでいっぱいだった。(翻訳・編集/北田

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