これが菅官房長官の歴史観?過去の発言に韓国ネット仰天「日韓関係は終わりだ…」

Record China    2020年9月3日(木) 17時20分

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2日、安倍晋三首相の辞任を受けた自民党総裁選挙を前に、韓国では最有力候補となっている菅義偉官房長官の歴史観に注目が集まっている。写真はソウル日本大使館前の安重根のポスター。

2020年9月2日、安倍晋三首相の辞任を受けた自民党総裁選挙を前に、韓国では最有力候補となっている菅義偉官房長官の歴史観に注目が集まっている。

韓国で安倍首相は「歴史修正主義」「反韓」「極右」とみなされていることから、辞任表明を歓迎するムードがある。与党「共に民主党」のイ・ゲホ議員は安倍首相の辞任発表後、SNSに「本当に万感の思いだ。これまで韓国の国民と政府を苦しめてきたから」と書き込んだ。

そのため次期首相にも関心が寄せられているが、メディアで菅官房長官の過去のある発言が大きく取り上げられ、波紋を広げている。

韓国・アジア経済は2日、菅官房長官について「2012年12月に第2次安倍内閣が発足したときから官房長官としてほぼ毎日、記者会見を行ってきたが、会見中の発言には韓国に対して角を立てる内容も少なくなかった」とした上で「特に注目すべき発言は伊藤博文を狙撃した安重根義士に関するもので、韓国との歴史認識の違いが顕著に示された」と伝えた。

菅官房長官は2013年11月19日、安重根記念碑の設置に向けた中韓の動きについて質問を受けた際に「日本は韓国政府に対し、安重根は犯罪者だという立場を伝えてきた」と述べ、「記念碑は日韓関係にプラスにならない」との立場を示していた。また2014年1月に中国に安重根記念館がオープンした際も「安重根は日本の初代首相を殺害し、死刑判決を受けたテロリスト」と述べていた。

これに対し韓国のネットユーザーからは「ひど過ぎる発言だ」「戦犯国が被害国に向かって犯罪者だと!?」と驚く声や、「日本にはまともな考えを持つ人がいないのか」「こんな人が次の首相に?もう日韓関係は終わりだ」と落胆する声が続出している。

一方で「誰が首相になっても、日韓は互いの立場の違いをしっかり確認してから対話を始めた方がいい。外交問題は実利を考えて解決していくべき」「韓国では英雄だけど、日本の立場では当然テロリストだ」など冷静な意見も見られた。

ただ、アジア経済は最後に「菅官房長官は日本政府の報道官であるため、こうした発言を菅官房長官の考えとみなしてはならない」と指摘し、「菅官房長官が過去に、安倍首相の靖国神社参拝を引き止めたり、韓国を刺激する発言をした一部の政治家に注意を促したりしたことを考えると、日韓関係のさらなる悪化を阻止する可能性もある」とも伝えている。(翻訳・編集/堂本

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