巡航ミサイルを急速に拡張する日本、「交戦国は難しい挑戦に直面することに」―中国メディア

Record China    2020年8月8日(土) 13時30分

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7日、中国メディア・青年参考は、日本は巡航ミサイルを急速に拡大しているとする記事を掲載した。資料写真。

2020年8月7日、中国メディア・青年参考は、日本は巡航ミサイルを急速に拡大しているとする記事を掲載した。

記事は、「第2次大戦後、日本は攻撃型兵器の開発を禁止され、弾道ミサイルや大陸間巡航ミサイルはタブーとなった」と紹介。そして、「21世紀に入ると情勢の変化に伴い自衛隊は徐々に制限を超えるようになり、海外派兵やいずも型の準空母を就役させるようになった。日本はそれだけで満足はせず、精密誘導兵器によって周辺国に対抗するようになった」と指摘した。

日本が開発しているミサイルについて記事は、最近、山本朋広衆議院議員が防衛装備庁の航空装備研究所を訪問したときの様子をツイッターで紹介したが、その写真に「独特なミサイルの模型」が写っていたと紹介。「これは、日本が現在開発中の『新型極超音速ミサイル』だ」との声が上がったことを伝えた。

このミサイルについて記事は、仏メディアの報道を基に「19年から開発が始まり、30年ごろに完成する見込み」と紹介。最新ミサイルの最大の特徴は「デュアルモード・スクラムジェットエンジン(DMSJ)」を採用していることで、マッハ5かそれ以上の速度が出ると伝えた。

その上で記事は、新型極超音速ミサイルは、将来的に海上作戦における「ゲームチェンジャー」になると言われていると紹介。その速さゆえに現在のミサイル防衛システムでは対応できないのだという。

また、日本は現在、「シーバスター」と呼ばれる対艦ミサイル用の新型弾頭を開発していると紹介。これは先頭の弾頭の起爆で穴をあけ、その後、主弾頭をその穴に押し込めて中で爆発させるものだと説明した。そして、「この種の弾頭の利点は亜音速のミサイルでも破壊力があることで、これを超音速ミサイルと組み合わせれば、破壊効果はさらに高まる」と説明した。このほか、新たな対地弾頭技術として「高密度EFP弾頭」も開発していると伝えた。

さらに、日本は新たな対艦ミサイルの購入や現有の対艦ミサイルの改良を進めていると記事は指摘。「JSM、LRASM、ASM-3」の3種類の対艦ミサイルを調達し、JSMをF-35に搭載、LRASMはF-15J、ASM-3はF-2に搭載する予定だと伝えた。

そして記事は、「この3種類のミサイル(JSM、LRASM、ASM-3)を組み合わせて使用すると、敵としては異なる特性のミサイルに対処しなければならず、これに現在開発中の極超音速対艦ミサイルが加わると、日本と交戦する国は防空システムにおいて難しい挑戦に直面することになる」と結んだ。(翻訳・編集/山中)

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