朝鮮問題で埋もれる靖国問題=米国務副長官訪問の主眼は核問題か―香港メディア

Record China    2014年1月22日(水) 20時52分

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21日、米国のバーンズ国務副長官は、日中韓訪問の途についている。昨年12月上旬にはバイデン副大統領が日中韓を歴訪しており、バーンズ氏の今回の訪問は、バイデン氏訪問の際の合意を実施するものだと分析されている。写真は北朝鮮関連報道。

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2014年1月21日、大公網によると、米国のバーンズ国務副長官は、1月20日から日中韓訪問の途についている。これに先立ち、昨年12月上旬にはバイデン副大統領が日中韓を歴訪しており、1カ月後のバーンズ氏による日中韓訪問は、バイデン氏訪問の際の合意を実施するものだと分析されている。

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東シナ海の防空識別圏が大きく取り沙汰されていた時期、バイデン氏は東シナ海における米中の問題で激しい応酬を交わしたとみられているが、実際のところは習近平(シー・ジンピン)主席と北朝鮮の核問題について予定時間を超えて密談していた。

これについて、「オバマ大統領はイランの核問題に進展がみられた後に、北朝鮮問題を一気に解決して歴史に名を残そうとしている」との分析がある。習氏との時間オーバーの会談をみるに、米国は北朝鮮の核問題で日本と合意した可能性がある。外交の原則として、首脳は具体的な内容にまでは踏み込まず、実務者レベルで具体的な内容を詰めることになる。バーンズ氏の訪問は、米中の秘密会談の詳細を実行するためのものかもしれない。

バーンズ氏は2012年10月と2013年4月には最初に日本を訪問していたが、今回は韓国、中国、日本の順で訪問する。韓国が最初の訪問先となるのは、ここ3年間で初めてのことだ。

靖国問題がくすぶる中、バーンズ氏の歴訪は日中韓の仲裁が目的だとみられているが、2012年に領土問題がクローズアップされた時にも、韓国が最初の目的地になることはなかった。先日、韓国は北朝鮮からの重大提案を即座に拒否している。バーンズ氏の訪韓は、明らかに北朝鮮の核問題を主眼に置いたものだろう。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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