バンコク反政府デモ、税務署封鎖行動を開始―タイ

Record China    2014年1月17日(金) 13時22分

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16日、反政府デモを率いるステープ元副首相は、バンコク地域にある税務署を封鎖すると宣言した。写真は15日、日本人居住区のトンローを活動資金の寄付を受けながら、デモ隊とともに行進するステープ元副首相。

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2014年1月16日、反政府デモを率いるステープ元副首相は、バンコク地域にある税務署を封鎖すると宣言した。

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しかしデモ参加者は減少しているようだ。

ステープ元副首相は前日、バンコク中心部を活動資金の寄付を受けながら、デモ隊とともに行進した。行進ルートは、アソーク→エカマイ→ベップリー→トンロー。

トンローは、日本人が多く住むコンドミニアムや和食店などが軒を連ねる地域。警備体制は緩く、日本の要人護衛のようなSPは存在しない。行進到着の30分前には反政府デモグッズ販売の露店が立ち並び、ステープ元副首相に寄付金を手渡し、その様子をスマホで撮影している人が多く見受けられた。

集まった多くの支持者の表情に険しさはなく、まるで連日テレビや新聞を騒がせているスターにでも会えたような雰囲気で、緊迫感は全くない。

今回のデモは、現政権で北部・貧困農民層を基盤としたタクシン派(赤シャツ・インラック首相はタクシン元首相の妹)と南部・都市中間層、軍部や官僚を基盤とした反タクシン派(黄シャツ)の20年以上にわたる対立に起因している。支持基盤や層が全く異なる両派が歩み寄ることは難しい問題ではあるが、アジアのリーダー的存在となりつつあるタイの政治混乱はアジア全体にも係る重要な問題である。また、今回のデモによる大きな武力衝突は今のところないが、道路占拠や税務署封鎖などが続けば経済に与える影響は大きく、早急な解決が望まれる。(取材編集/Global News Asia)

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