緊張続ける日韓関係、米国のアジア・リバランス戦略の“アキレス腱”に―香港メディア

Record China    2014年1月10日(金) 16時14分

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9日、香港・中評社は、歴史問題で緊張が高まる日韓関係は、米国のアジア・リバランス戦略の致命的な弱点“アキレス腱”になっていると伝えた。資料写真。

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2014年1月9日、香港・中評社は、歴史問題で緊張が高まる日韓関係は、米国のアジア・リバランス戦略の致命的な弱点“アキレス腱”になっていると伝えた。

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韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は就任以来、日本政府の歴史問題での対応を批判し、首脳会談も拒否している。日韓はすでに2年間も首脳会談を行っていない。韓国側が提示する首脳会談の条件は、日本が侵略の歴史を謝罪する村山談話や河野談話の有効性をはっきりと表明し、慰安婦問題での謝罪と賠償を行うことだ。

一方、安倍政権は韓国側の条件に納得しないばかりか、平和憲法の修正をも画策している。最近の靖国参拝も韓国人を憤慨させることとなった。それに対して、朴大統領が「かつてないほど密接だ」とした中韓関係は良好そのものである。

これは、米国にも大いに懸念を抱かせている。米シンクタンクの研究員スコット・シュナイダー氏は、「日韓関係がうまく処理できなければ、オバマ政権のアジア・リバランス戦略の基礎となる米国の同盟ネットワークは弱体化する。韓国と日本の対中外交戦略の違いは、『日米韓が足並みをそろえて中国に対抗する』という政策を不可能なものにしている」と指摘。「朴大統領と安倍首相が歴史問題において双方が納得する“ウィン・ウィン政治方式”を探し出せなければ、日韓の不愉快な関係は米国にとって“アキレス腱”になり続ける」としている。(翻訳・編集/北田

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