安倍首相の靖国参拝が中国政府の怒りに“点火”、エスカレートする抗議―香港メディア

Record China    2013年12月27日(金) 16時24分

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27日、香港・東方日報は、日本の安倍晋三首相が26日、A級戦犯が合祀されている靖国神社に参拝したことを「中国と韓国の新たな反日ムードを招くものだ」とした上で、中国政府の抗議がエスカレートしていると伝えた。写真は中国外交部の王毅部長。

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2013年12月27日、香港・東方日報は、日本の安倍晋三首相が26日、A級戦犯が合祀(ごうし)されている靖国神社に参拝したことを「中国と韓国の新たな反日ムードを招くものだ」とした上で、中国政府の抗議がエスカレートしていると伝えた。

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抗議の先陣を切ったのは中国外交部の秦剛(チン・ガン)報道官。安倍首相が「参拝は国のために戦って犠牲となった英霊を哀悼するため」と述べたことについて、「戦場で倒れた英霊は誰のために死んだのか。靖国神社に祀(まつ)られている第二次世界大戦のA級戦犯はなぜ正義の審判を受けたのか」と問い掛けた上で、安倍首相の発言を「裏表があり、黒を白と言いくるめ、是非を転倒するものだ」と強く非難。「隣国に心から敬意を払い、アジア諸国と関係改善を求めるのなら、南京大虐殺記念館へ行くべきだ」と述べた。

程永華(チョン・ヨンホア)駐日大使も外務省を訪れ、抗議を申し入れた。

中国外交部の王毅(ワン・イー)部長は木寺昌人駐中国大使を呼びつけ、「安倍首相の強硬な参拝は、国際正義に対する公然たる挑戦であり、人類の良識をほしいままに踏みにじるものだ」と非難。「日本と中国の四つの政治文書の原則と精神に重大に反し、日本の歴代政府の歴史問題における態度表明と約束にも反するものだ」とした上で、「日本が下心をもって日中関係の最低ラインに挑戦し、両国間の緊張・対立を激化させようというなら、中国は徹底的に受けて立つ」と述べた。

国務院の劉延東(リウ・イエンドン)副首相は、この日午後に予定されていた日本の超党派議員団との会談をキャンセルした。(翻訳・編集/NY)

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