2013年12月11日、米華字ニュースサイト・多維新聞は、北朝鮮の実質上のナンバー2だった張成沢（チャン・ソンテク）国防委員会副委員長解任について、「金正恩（キム・ジョンウン）第1書記が支配者階級に対し『権力にたてつくな』と警告している」と伝えた。

【その他の写真】

米ハフィントン・ポストは「自分の叔父を粛清することで、金第1書記は人々を震え上がらせるシグナルを出した。『手の及ばない人間はいない。たとえ親せきであっても』というメッセージだ」と伝えた。張氏の失脚は、金第1書記が2年前に父から受け継いだ権力への固執ぶりを示すものだ。

米AP通信は9日、「北朝鮮ナンバー2の解任は、彼が単に権力を失っただけではない。一部の人間はこれほどの重要人物が排除されるとは、誤った判断や動揺が起きる恐れがあるのでは、と懸念している」と報じた。さらに韓国の専門家は「張氏の失脚は『今後北朝鮮にナンバー2が現れることは許されない』と明確に表明した」と話している。（翻訳・編集/AA）