ベトナム戦争被害者が訴訟、韓国政府が初の「加害者」に=韓国ネットで意見割れる

Record China    2020年4月21日(火) 18時40分

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20日、韓国・JTBCによると、ベトナム戦争時の韓国軍による民間人虐殺事件の被害者が韓国の裁判所に国家賠償訴訟を提起する。写真はベトナム・ホーチミンにある戦争証跡博物館。

2020年4月20日、韓国・JTBCによると、ベトナム戦争時の韓国軍による民間人虐殺事件の被害者が韓国の裁判所に国家賠償訴訟を提起する。

記事によると、ベトナム政府は韓国軍による民間人虐殺の犠牲者が9000人を超えるとみている。被害に遭ったと主張するベトナム人らは昨年に韓国を訪れ、事件の真相究明を求める記者会見を開いた。しかし韓国政府は「関連内容が確認できないため謝罪できない」との立場を示していた。

これを受け、被害者の1人が21日、韓国の弁護士団体を通じてソウル中央地裁に国家賠償訴訟を提起する。被害者は「徹底した真相究明に基づく謝罪があれば、和解する」との考えを示しているという。

韓国が「加害国」の立場として裁判に臨むのは初めてのことという。

これに韓国のネットユーザーからは「私たちは日本にされたことと同じことをベトナムでしていた。訴えられても文句は言えない」「必ず謝罪して和解しよう。今解決しなければ、後でもっと大変なことになる」「ベトナムに謝罪し、日本から謝罪を受けよう」など、韓国政府に謝罪を促す声が寄せられている。

一方で「日本は韓国を直接侵略したけど、韓国は参戦国としてベトナムに行った。ベトナムは戦勝国なのに参戦国に賠償を求めるなんて非常識」「なぜ訴訟の相手は韓国だけなの?。ベトナムが韓国を下に見てしている証拠だ」「謝罪を拒否したのはベトナム政府の方。それにベトナム経済を育てたのは韓国だ」などと反発する声も数多く上がっている。(翻訳・編集/堂本

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