テレビでの中国人蔑視発言、欧米社会では「よくあること」―米誌

Record China    2013年11月27日(水) 4時29分

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22日、米メディアは民族蔑視的発言に華人が抗議していることについて、欧米のテレビの反中的民族主義は珍しいことではないと指摘した。写真はABC放送の番組「ジミー・キンメル・ライブショー」に対する抗議活動。

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2013年11月22日、米月刊誌のアトランティック・マンスリー(電子版)は、「欧米のテレビの反中的民族主義は珍しいことではない」と題した記事を掲載した。25日付で中国・参考消息網が伝えた。

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最近、オランダのテレビ局で放送された公開オーディション番組で、出場者の中国人男性に対し、オランダ人審査員が民族蔑視的発言を繰り返したことが問題になった。さらに、米ABC放送の深夜番組「ジミー・キンメル・ライブショー」で、6歳の男の子が「(経済問題を解決するためには)中国人を皆殺しにすればいい」と発言。司会のジミー・キンメル氏がこれを否定しなかったことから、在米華人団体が激しい抗議活動を繰り広げ、ホワイトハウスに陳情する騒ぎにまで発展した。ABCとキンメル氏は謝罪したが、華人たちの怒りは今もなお収まっていない。

こうした華人たちの怒りは理解できるが、彼らの主張する論点には同意できない。中国人を皆殺しするという幻想を抱いている米国人はごく少数だ。この深夜のトーク番組はユーモアやジョークが売りであり、6歳の子供が言ったことや、それに対する司会者の道化師のような反応もユーモアの範疇(はんちゅう)に含まれる。

さらに、蔑視的発言は中国人だけに向けられるものではない。米ビジネスチャンネルの司会者は、インド人のアクセントをマネしながらルピーの通貨価値を説明した。また、アフリカ系米国人俳優のフォレスト・ウィテカーは、ニューヨークのデリで万引きを疑われ、店員にポケットを探られた。こうした人種差別の原因は社会的環境ではなく、個人の邪悪な心の中にある。

中国人蔑視の発言を繰り返した審査員や、皆殺し発言をした男児や司会者だけに問題があるのではない。このような状況が頻繁に発生することで、我々が蔑視的発言に慣れてしまうことが問題なのだ。(翻訳・編集/本郷)

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